05/07「お金論」

 ということで、いやもういろいろがんばってるんですよこれでも。なんか月刊になってますけどもね、ほんとそれでもがんばってるんですって。いろいろと。もうあまりに久々すぎてここの書き方も忘れちゃったよ。どんなこと書いてたっけ。なんか童貞とか書いてたよね確か。
 いやね、あたしももう33じゃないですか。っていうで出だしもなんかもう何度も書いたような気がしますけど、なんかね、結局女の子と手をつなぐこともままならないままここまで生きてきてしまいましたけど、それでも変わったこともあることはあるんですよ。
 たぶんその最たるものが、お金の使い方だと思うんですよね。
 なんてかな、あたしなんかあれですよ、年収にしてだいたい5京円くらいあるわけじゃないですか。それでいて別に結婚してるわけでもないし、彼女もいないだもんでデートするでもないし、なんかそういうことに対してまったくお金使わないわけですよ。いやあたしとしてはそういうことに使いたいんですけどもね、使いようがないんだから仕方がないじゃないですか。そりゃ豪華なレストランを予約してその所為で今月金ないよとか云いたいさ。
 当然と云えば当然の話なんですけど、自分で金を稼ぐようになって、もちろん生活に必要な最低限度の金額はともかくですけど、それ以外は別に使ってもとりあえず誰にも文句は云われないわけですよ。
 そらもちろんお年玉貰った子どもじゃないんだから、給料日翌日に全額使ったりとかそういう豪快なことはしませんし、借金が嫌いなのでローンでなにか買うとかはしませんけどもね、それでもある程度、昔なら我慢していたことを我慢しなくてもよくなったよなあ、という意識はあるわけです。
 いやねあれですよ、自慢じゃないですけどもね、あたしは以前はもうほんとに貧乏だったんですよ。いやそれは正直なところいまでもあんまりかわんないんですけど、なんてかな、子どもの頃のお小遣いもあんまり多くはなかったし、最初に入った会社なんかびっくりするくらい給料安かったですからね、もう完全にお金に余裕がない生活に慣れていたわけです。
 振り返ってみても、別に家が特別に貧しかったとかそういうことではなかったと思うんですが、まあなんだろうな、教育方針だったんでしょうね親の。ガキに金持たせても無駄遣いするだけだ!みたいなそんなような感じの。いやまあそれは正解だと思うけどな。
 だからもう昔から買い物ひとつとってもすごく真剣で、どうしても欲しいもの以外は絶対に買わなかったし、とかくその場で消費してしまう食品系のものを買うのはすごく勇気が必要だったし、なにかひとつのものを買うのに貯金をするのがあまりにあたりまえで、「欲しいものがある! よし貯金しよう!」という発想だったわけです。だからもう買い食いなんか絶対しなかった。いい子だからという意味ではなく、金がないというその一点で。
 それでも小中学校時代とか必ず一人二人いるじゃないですか、クラスメートの数倍の金額の小遣いを貰ってるスネ夫みたいなやつが。なんかもう、こっちがビックリマンチョコを穴があくほど真剣に悩んで選んでいるときに、さらっと箱ごと買っていったりするような。
 まあ今考えれば、箱ごと買ったって1200円なんですけど、小学校当時の1200円なんてもう大金もいいとこですからね、今でいうところのポルシェを買うみたいな感覚ですよ。ビックリマンチョコの箱買いほど豪気なものはなかった。
 ファミコンソフトとかも、こっちが中古屋で数か月かけて貯めた金でようやっと一本を買ってるときに、なんかもうマグロの乱獲よろしく片っ端から新品で買ってはろくにやりもせずにほっぽらかすみたいなそういうアレですよね。まあ、そういう人がいたからこそ、比較的新しいソフトを借りることができたのも事実ではありますが。
 まあね、今考えれば、身を以ってそういう「無駄な金を使わない」ことを教えてくれた両親には感謝してますけど、やっぱり当時はそういうなんだ、ある程度「欲しいものを悩まずに手に入れる」というのは憧れではあったわけです。そらそうですよ、みんなが『ドラクエ4』をやってる中でひたすら貯金してるときの悲しさったらないわけです。
 大学に入ってバイトするようになって、ある程度まとまった金が使えるようにはなりましたが、それでもまあ微々たるものですからね、欲しいものなんでもかんでも、とはいかなかったですし、それまで染みついたそのなんだ、もう癖みたいなもののおかげで、モノを買うときは異常なまでに真剣ではありました。
 そして大学を出て会社に入ったはいいものの、コレがもうびっくりするくらいの安月給で、なんだろうな、なんせ新卒だからそこの会社しか知らないわけじゃないですか、だから「まあ、こんなもんなのかな」と思ってたんですけど、昔の友達と会って話してみたりすると、なんかどうもあたしの入った会社は給料安いのと違うかなあと思ったりもしつつ、決定的な確証は得られないまま働いておりました。そりゃもう馬車馬のように。
 車を買うとかバイクを買うとかしましたけど、それだって30万円の中古バイクを買うのに何カ月も貯金してやっととか、今考えれば独身実家住まいの社会人の感覚じゃないよな。
 で、こういう生活を長く続けているとなにが起きるかと云いますと、「消耗品にお金をかけなくなる」のです。
 消耗品というのはつまり、その場に残らないものなわけで、一番代表的なものが食料品ですよね。いちばん削り易いところですからね、仕方がないんですけど。
 もうね、とにかく食べ物に金をかけるということを徹底的にしないようになりましたね。コンビニでお菓子を買うとかそういうことを本当にしないし、なんかもう腹に入ればいっしょ、みたいなところも多々あって、旅行へ行っても名物の食べ物とかまるで食べないで帰ってきたりとか普通ですしね。
 で、まあ、その会社を2年きっかりで辞めて、今の会社に入ったら、別にこの会社が特別に給料高いとかいうわけではないんですが、それにしても前の会社に比べれば雲泥の差なわけで、おお、こんなに貰ってもいいのかと感動したものです。なんかもう完全に騙されたみたいなそんなようなアレだった。休みもなかったし。いやまあそんな愚痴を今云っても仕方がないんだけど。
 とはいえ、染みついた貧乏性はなかなか治らないわけですけど、それでも割となんてかな、ある程度こまごました金を使うことに対しての躊躇いは薄くなってきたような気はします。
 たとえばですけど、本とかCDとか買うのも以前は結構悩んでいたんですが、今は割と欲しいものがあるとささっと買ってしまいますしね。まあコレはネットでものが買えるようになったから、というのも大きいとは思いますが。
 それでも相変わらず食に対してだけはサイフの紐が固いと云いますか、食で贅沢をすることに対しての躊躇いみたいなものは相変わらずなわけです。そりゃもやしで過ごしたりもするさ。そうでなくても野菜高いんだから。
 相変わらず無駄遣いだってわかってする無駄遣いには抵抗があるんですけど、それでもまあ、多少は「お金を使う」ということに対しての抵抗が薄くなってきたことも事実で、こんなご時世だからこそ出費は控えなきゃいけないんでしょうけど、だいぶそういうところおおらかにはなりましたね。
 ある程度大きな金額になると、相変わらず悩んで悩んで悩んだ挙句買わなかったりもしますし、逆にその場限りで欲しいものだろうなあコレみたいなものについては、いくら安いものでもやっぱりやめたになるあたりがまだまだ染みついた貧乏性がゆえなんでしょうけど、こればっかりはもう仕方がない。まあそうじゃなきゃもやしで生活したりはしないさ。
 つまり何が云いたいかというと、この5月から7月にかけて、車とバイクの税金と2台分の車検が重なってえらいことになるなあ、ということが云いたいわけです。ほんとどうしよう。

<近況報告>
  • > 口内炎 同じところを 何故噛むの
     詠む歌もずいぶん「お〜いお茶」みたいになってきたな! でもあれ最後穴があくよ? いやマジで。
    > それはつまりラブプラスiってことですよね?
     まあその平たく云えばそういうことになりますよね。でもあれほんとにただしゃべるだけだよね。
    > 有名な言葉ですが、食べることは生きること。食事は大切に
     大丈夫! 必要な栄養素はとってる! と思う!
    > 無理し過ぎたら『燃え尽き症候群』になりました…某ボクサーの如く。
     そういうときって意外と人間って無理がきくんだなあ、って思うよね。いままさにそんなかんじ。
    > なんの取材を受けられたんですか?
     受けるほうもするほうも、なんだかいろいろです。なんだかんだで貴重な経験させてもらった。
    > 更新時に日付が「4月4日」になってたの気づいてたよ!あえて言わなかったよ!
     云ってよ! たのむよ!
    > 我が人生に一片の幸無し!
     気持ちはわかるけどおちつけ!
    > なんだか最近律ちゃんの人気が上がってきた気がします。みんな律ちゃんの良さに気付いたのか!
     まあもうみんな遅いんですけどね! ていうか、二期になって明らかにプッシュしてるよね、製作者サイドが。
    > 警察にクレーム入れた時『この国営ヤクザが!』と言ったら怒ってましたよ。/ついでに『貴方は本当に無能ですね』とも。
     もしかしたらですけど、それは怒るなというほうが無理なのではないでしょうか。
    > 連休いいことありました?
     ありません。鬱が進行しただけだった。
    > わたしはもう死んでいる          顔とか
     なにおう。顔のことなら負けないぞ!
    > 以前寿司屋で板前さんが『俺仕事アレルギーだからよう』って言ってましたよ。自分で選んだ職業なのに…
     いやいや、そういう人もいますって。あたしもアレルギーとまではいかないけど、ときどきどうしようもなく旅に出たくなりますもの。


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