ということで、このサイトももうそろそろ300,000カウントを迎えそうです。いやもうね、ほんと来ていただいている皆様におきましてはありがとうございます。心よりお礼とお詫びを申し上げます。お詫び?
……いやまあね、いつだったか書いたこともあると思いますけどもさ、これ凄いと思うんですよほんとに。
だって別にですよ、別に有名人のサイトでもないし、14歳巫女さんのサイトでもないし、なんか可愛い女の子がコスプレしてる写真があるわけでもないし、すげえ上手いイラストがあるわけでもないし、あるのってなんか小理屈並べたゲームレビューと、やれ童貞だとかいう気持ちの悪い愚痴と頭の悪い妄想文章垂れ流してる読んでも何の役にも立たない文章があるくらいの、まさに「毒電波発信基地」の名前に恥じない内容でお届けしてるわけじゃないですか。そこまで云うことないだろ! だからもう誰に云ってるんだか。
いやそんなですよ、そんなところにだ、30万人も人が来たと云うのはですね、これはもう凄いことですよ。上手いCGがあるWEBページ換算でだいたい1960恒河沙くらいだね。なんだうちのカウンタ。ジンバブエドルか。
まあそのなんだ、そんなコンテンツをコンスタントに見に来ていただいている方もいらっしゃるわけでして、これはもう本当にありがたいとしか云えません。
そこでですね、ちょっとこのサイトの歴史を振り返ってみようと思うんですよ。まだ来たばかりでこのサイトのことを知らないという方もいれば俺はもうお前が生まれる前からここ来てるよという方もいらっしゃると思いますけども、後者のほうはそれどこのサイト行ってるんだ! なんか違うところいってるだろそれ!
まあほら、このサイトもあれですよ、確かあたしが大学に入った最初の年の夏に作ったのが最初ですからね、そうすると1996年ですから、もう14年も前ですよ。もうね、あたしが最初にこのサイト(ってもまあ、当時は別のプロバイダ上にあったものではありますが)にバカな文章を書き散らしはじめたときに生まれた子どもが、今ではもう立派な14歳の巫女さんになってる計算ですからね、そらもういろいろなことがありましたよ。
まずはもう今では伝説になっている三億円事件ね。あれはもう凄かったね。なんせいきなり偽白バイで近づいて現金強奪だもの。あれの犯人がまさかあたしだとは思わなかったよなあ。生まれてないけど。あと帝銀事件とそれに文永の役ね。まさかてつはうがあそこまで破壊力があるなんてね。
……いやね、ないですよありませんよなんにも。あるわけないじゃないですか。なにかあったらこのサイトだってちっとは有名になってますって。なんか一時期テキストサイトブームだなんてのがあってさ、どこのサイトも文字でかくしたり文字の色変えたりしてた時期とかありましたけども、そんな中でもひっそりと沈黙を守ってましたもの。
そのくせ初期のころはコンテンツの移り変わりだけは早くて、まあそのなんだ、作りたてのサイトによくある「作っては飽きる」というアレですよね、あんな感じでして今考えるとほんとお恥ずかしい限りなんですけども、なんか流行ったんですよね、好きなゲームのキャラクタとかのファンサイトを作るってのが。それでメーカーに許諾のメール出したりしてたもの。いやもう思い出すだけで布団をゴロゴロ転げ回りたくなるよね高御くん。
いやね、もちろん今でもキャラクタのファンサイトなんてたくさんあるんでしょうけども、あの頃はほんとに乱立と云ってもいいくらいぼこぼこあったんですよ。タイトルを挙げることはしませんけども、メジャーなゲーム(あの頃アニメにはまったく興味がなかったせいで、当時のアニメキャラ事情はまったくわかりません)のキャラクタなんてほんとにこれでもかってくらいのもんで、じゃあそこに何があるかってと「会員名簿」しかなかったりして、要するに「あたしはこのキャラクタが好きなんだ!」というそんなような意思表示だったんですよねあれは。中身は二の次だったわけです。
それを「サイトを作る」ことで表現していたわけで、さらにどこへ行っても必ずBBSとチャットがあった気がする。BBSはともかくそんなにチャットばかりいらないだろ。
そこへ来てショートストーリーなんか書いたりもしてましたし、ある意味で「自分のWEBページを持つ」ことに関して一番アグレッシブだったのかもしれませんねあの頃は。尤も、もちろんまだあの頃はそれがちょっと特別なことだという感じもありましたしね、無理もないのかもしれませんけども。
ブログとかないからタグを手で打つかなんか自動タグ打ちソフトみたいなの買うしかなかったわけですし、この「WEBページを持つ」というのはひとつ上のヒエラルキであることを誇示する手段だったのかな、という気がするわけです。なにを難しいこと云ってんだ。
もちろんそれは単純に大学生でヒマだったからというのもあるんだと思うんですけども、この頃に覚えたhtmlの知識というのはそれはそれで役に立っているわけで、実際問題回り回って云えば今現在やりたいような仕事に就けているのは遡ればそれのおかげだったりしますし、今このページもhtmlを直接書いて更新しているわけで、そういう意味ではよかったのかなと。そのおかげでブログとかそういうのにまったく馴染めない、という弊害はありますが。
まあその、当時から特になにか絵が描けるとか云うわけでもなく、辛うじて文章が書ける(というのは、まあその狙った作品を完結させる程度の文章を書くことができた、という意味で)くらいだったわけで、先にも書いたようにひたすら好きなキャラクタのショートストーリーなんかを書いてたわけなんですが、今書けって云われても書けないよなああれは。いや、力押しで書けるかもしれないけど、あのテンションで書けってのは無理な話さ。もうテンションが先走りすぎてて今読むとなんかもうなんかもうだな。でもポエムみたいなのじゃなくちゃんとした文章になってるあたりまだダメージは少ないと思うんだ。そうでも思わないとやってられないじゃないか。なあ。
で、その「なんでもいいからコンテンツ乱立ブーム」があたしの中で一段落したところで、もともとLeaf・Key系だった「毒電波発信基地」をゲーム総合ページに強引に変えて今に至ってるわけですね。いやほんとなんにもないな歴史。いま自分でまとめてみてびっくりした。逆に云えば14年間もあたしはこんなことを続けているわけか! それはそれで恐ろしいことだな!
まあ、WEBページなんてものは自分が好きなようにやればいいものですし、別にいまさら過去に作っていたページについて反省会を開いても仕方がないのですけども、たぶんあれですよ、友達が欲しかったんだと思うんですよあのころのあたしは。いやね、そりゃ例に漏れずチャットだ伝言板だ置いてましたしね、まあそのジャンル自体がある程度盛況だったこともあって結構両方ともそこそこに書きこみがあったりして嬉しかったりしたわけですし、なんだろうな、ともだち欲しいなというそういうあれですよね。
なんかこうあれなんですよね、あの頃って「とにかく大きい掲示板とか規模の大きいチャットを運営していると偉い」みたいな風潮があって、いやそれは今でも若干ある気がするんですけどその頃はとくにそんな感じだったわけですが、あたしの場合そんなことよりともだち欲しかったんじゃないかなと。なんかすごい寂しい人みたいだなあたしは。あってるけど。
今はそのなんですか、その頃と違ってよくも悪くも「掲示板とは匿名で書き込みをするもの」みたいな風潮が少なからずあったりして、よそ様の掲示板でちゃんと名前を入れるところに「通りすがり」とか「名無し」みたいなので投稿されてるのを見るとなにが通りすがりじゃと一人で憤っていたりするわけですけども、まあある意味そういうのも時代の流れなのかなあというのもありますし、とくに責任を負わなくていいものなら匿名のほうが確かに云いたいことは云いやすいやな、というのがあるので、これがブログとかならコメント欄とかあるんですけどもそういうのもないわけで、でもなにかこうほんとにちょっと思ったことを伝えるのにメールはちと荷が重いよなあというのがあって、掲示板とかでなくWEB拍手を置いてるわけなんですが、まあある意味フリーダム過ぎて凹むことも多々ある反面いろいろと励みにさせていただいているところもありますので、これについてはほんとにありがとうございますとこれは云っておかないと。
でもね、ここに来て、まあせっかくのきっかけですしね、なんかこうまたちょっと手を入れたいなあという部分はあるんですよ。だいたいトップページの絵なんかもうお前何年同じ絵飾ってんだとそういうあれじゃないですか。今描き直したところでちっとも上達してないだろうし別に誰も期待してないところだろうからいいんですけど、さすがにこう同じものを飾り続けるということに対して気が引けるわけです。
絵についてはですね、実はそのなんだ、Pixivとか
アカウント持ってるんですよ一応。ひとつ絵をがんばろう!と思って取ったんですけど、結局Pixivで描くんならここのトップページを更新するほうが先なんじゃねえのか、という強迫観念がですね。それで結局申し訳程度に昔描いた絵が置いてあるだけというですね。もうどうしたらよいやら。
そういうの含めて、いつかやろういつかやろうと思っているんですがこれがもうなかなかできないので、この300,000カウントをきっかけにしてでもないとなんかもうずっと動かないんじゃないかなとこう思うわけですよね。
だいたいこのページ、さくらインターネットというところにサーバがあるんですけど、これかなり容量に余裕があるコースで契約してまして、そこへきてこのサイトなんてコンテンツのほとんどがテキストですからね、使用可能容量の5パーセントくらいしか使ってないくらいの勢いなわけです。昔、一番最初にこのページがあったプロバイダは全部で10MBくらいしか容量がなくて、「容量オーバしてるからなんか消せ」メールがしょっちゅう来てたもんですが、まさかこんな時代が来るだなんてなあ。
だからこう云っておかないと、結局自分の中だけでなあなあになるから云っておきますけど、このページは近々リニューアルします。するんです。しますとも。たぶんすると思う。するんじゃないかな。
どういう方向に変わるのかさっぱりあたしにも想像はつきませんが、なんかこうもうちょっといろいろちゃんとしたいなとは思ったり思わなかったりですね。
ただあれですね、これはもうずっと前に書いたことなんですけども、結局ここが目指しているのは、「電車の網棚に捨て置かれている少年ジャンプ」なんですよ。
あれじゃないですか、あれって、電車に乗る前にキオスクで買って、通勤電車の30分がつぶせればそれでよくて、あとは網棚にほっとかれる感じじゃないですか。別に心に残ろうとかそういうんでなく、なんかブックマークの端っこのほうにちょっとあって、今日は時間があるから見てやるかって見に来てもらって、またバカがバカなこと云ってるよってちょっとの暇がつぶれて、あとは次に見に行きたいページに飛んでもらえればそれでいいなと。
こうなんてかな、パソコンをつけてメールチェックしてブラウザ開いて、そのあと真っ先に飛んでくるサイトではないと思うんですよねここは。なんかこう好きなCG作家さんのページとか見た後でそういえばって見てる方がほとんどだと思うんですよ。
結局、昔はなんとかしてその優先順位を上げようと云うような、ちょっとでも多くの人に見られたいのだと云うそういうことが強かったことは否定できないわけなんですけど、なんかもうそういうことよりも、ちょっと見に来てもらってちょっと楽しんでもらうというような、云ってみれば「名脇役」になりたいなあと。
まあ、大げさなこと書いてますけど、結局のところ誰かに見てもらわなければただ闇雲にネットのリソースを食いつぶしてるだけになってしまうので、見てもらいたいなあと思う気持ちに変わりはないんですけどね。そういう意味で、今現在見に来ていただいている人がいて、それが積もり積もって300,000という数になったというのは、なんかそれなりに嬉しくもあったりはするわけです。
というようなそういうあれで、いろいろとやっていくつもりではありますので、もしよろしければまた見に来てやってください。ただし云っておくけども、このサイトはまったくもって人生においてプラスにはならないよ。