01/09「雑談論」

 ということで、なんてかな、もう大変申し訳ないんですけどもね、やる気がないんですよ。
 いやね、こんなこと云うと怒られちゃうかもしれませんけどもね、正月でだらっと休むじゃないですか。そうするとですね、これがもうほんと露骨に士気が下がるんですよ。
 ってったってあれじゃないですか、別に正月休みより長い休みなんかいくらでもあるわけですし、ましてや今年なんか実質4日しか休んでないですからね、本来であればゴールデンウイークなんかよりよっぽど少ないわけですよ。いやまあ確かにゴールデンウイークが明けたときもやる気ゲージは大幅に減少してるんですけど、それでも正月休みほどじゃないと思うんですよね。
 思うにコレあれだと思うんですよね。正月休みってあれじゃないですか、普通の休み以上になにもしないじゃないですか。たぶんそこだと思うんですよ。
 普通の休みだと、それでもまあ一応買い物に行ったりとかするもんですけど、正月休みなんか実家帰ったりするもんだからほんとに掛け値なしに一日中寝てたりとか普通ですからね、これがもう露骨にやる気を下げているんじゃないかとこう思うわけです。普通に太陽の光浴びない日とかあったもの。正月一日から『ときめきメモリアル4』をずっとやってるとかちょっと尋常じゃない。
 ということなので、今回はネタはありません。なんかつい最近も同じようなことを書いた記憶がありますが、ないものはないんだからしょうがないんです。それにいいじゃない年変わったんだから。
 まあそのさ、なんてかな、これもまた毎年書いてることではあるんですけども、いつか女の子と二人で初詣に行くのはもう夢なんですよ。英語で云うところのドリームですよね。なんで英語で云ったのかさっぱりわかりませんが。
 あたしは神社に行くのは大好きですけども、それ以上に人がいっぱいいるところが嫌いで、と云っても別に人間嫌いだからとかそういうちょっとかっこいいこと云ってみたい人のブログみたいなことではなく、単純にもうね、並ぶのが大嫌いなんですよあたしは。車に乗ってるときの渋滞とかもそうですけど、あのだだらにただ何もせずに待ってる時間というのがたまらなく非生産的で嫌なわけです。もうそんなものはコミケでたくさんですよ。ってもコミケでも列に並んだことなんてほとんどないけど。
 そういうあれなので、たとえば元日未明から初詣に行くとかそういうのをしたのはもう20年くらい前に友達と行ったのが最後かなあという感じなわけですけど、いつかはやってみたいもんですよねそういうの。なんか一人で行くときには絶対引かないおみくじとか引いてみたいじゃない。いや別に一人で行ったときにも引けばいいんだろうけどもさ、あれってあれじゃないですか、なんかこうその出た結果を見せ合ってはじめて完結するイベントじゃないですか。やったー大吉だーなんて云ったところで一人だったらもうそれ大吉でもなんでもないですよそんなものは。凶どころか悪鬼ですよ。そんな運勢ありませんけど。
 なんかこうあれですよね、つまんないことで一喜一憂したいじゃないですか。「ねねねね、なんだったどうだった?」「ほれ。小吉だってさ」「やったー。わたし末吉! わたしの勝ち!」「いや、勝ちとか負けとかないだろ、こういうの」「あれ、でも末吉と小吉ってどっちが上なの?」「知るかい」「うーん、小吉のほうがよさそうな気もするなー」「いやだからよさそうとか、っていうかそんな真剣に考えることか」「ま、いいや」「……いいんかい」「うん。いまがしあわせだから、それでいい」みたいなそんなような不毛な会話のひとつもしたいわけじゃないですか。そういうのあった上での初詣じゃないですか。いややったことないからわかりませんけどもたぶん世の男女の10人中14人はそういうことしてると思うんですよね。
 いやまあものすごい話がそれましたけども、結局そういうようなあれでして、つまるところ初詣に行くのも例年3月とかだったりしていたわけなんですが、今年はまあ思うところもいろいろありますしね、ちょっと早いうちに行っておこうかなと。
 と云っても上に書いたとおり、そんな混んでるところに行くのは真っ平御免なので、とりあえず正月1日は近所にある氏神様の神社へ参拝して(誰もいませんでした)、三が日が終わった4日にいつもの富士宮の浅間大社へ朝イチで参拝してきました。もちろんこちらも誰もいなかったわけですが。
 これが開門が6時だということで、その時間に着くようにあわせて家を出たんですが、これが失敗でして、どう考えても出た時間が早すぎたんですよ。正月は実家に帰ってたもんで、実家から富士宮までは通常国立府中ICから河口湖ICまで中央道を使って行き、そこから国道を南下していくのが一番早いんですが、それだとどう考えても開門より一時間くらい早く着くなコレと。なんかこうそれはそれで寂しいじゃないですか。寒いし。
 というわけで、二区間ほど高速道路に乗って、途中上野原のインターチェンジで高速道路を降り、そこから一般道を走ることにしました。
 昼間だとわりと渋滞したりすることもあるのでアレなんですが、この時間だとそんなこともなくすいすいと流れてまして、富士宮市に入ったところでだいたい5時半くらい。時間調整としてはばっちりです。
 ただ、それでも十分くらい余裕があったので、いつもは富士宮の浅間大社の後に行っている、山宮の浅間神社へ先に行ってみることにしました。もしかしたらこちらなら先に開いてるかなと思いまして。
 でね、ここが開いてはいたんですけどね、すげえ怖いんですよ。
 何度かここで書いたとおり、富士宮の浅間大社と違ってこちらはぜんぜん人がいないので、昼間に来てもちょっと怖いところあるんですけどね、なんせ朝五時とは云え日の出前で真っ暗ですからね。しかも明かりなんかぽつぽつと裸電球みたいなのが鬱蒼とした木々に囲まれた参道にあるだけみたいな感じで、人気がまったくないの。
 しかもこれを通って行っても、別に拝殿みたいな建物があるわけではなくて、ちっちゃい石みたいなのがあってそこで参拝してくださいみたいな感じの場所ですからね、普段はそういう雰囲気が好きで行ってるわけなんですけど、暗いところだとこれがもうむちゃくちゃ怖いわけです。しかもここには完全に明かりがないし。
 いやね、あたしはあれですよ、基本的には幽霊とかそういうもの一切信じてませんし、神社のことをパワースポットだとかなんだとか云う人とはもう敵対関係にある存在ではありますけども、それでもこれは怖い。帰りに参道を歩いててもなんか誰かに見られてるような気がして思わず早足になりましたもの。もう女の子と二人でおみくじとか屋台でいか焼きとかとんでもない話ですよ。いやおみくじも屋台もありませんでしたけど。
 ここはあれなんですよね、どうせ今回書くこともないですからだらだら書きますけどもね、あそこってあれなんですよ、結局今ある神社の、拝殿があって本殿があって境内があって社務所があってっていうテンプレートができる前の、原始的な神社の形が残ってる場所なんですよね。本殿も拝殿もなくて、そこから先に見える富士山そのものが御神体なわけです。
 浅間大社(浅間神社)の御祭神はもともと「浅間大御神」「せんげんさま」という火山の神様でして、それが『記紀』の神話に組み込まれることでコノハナサクヤヒメと同一視ないしは合祀されたわけですから、富士宮の浅間大社がコノハナサクヤヒメの場所だとすれば、この山宮にある浅間神社は規模は小さいですが元祖のせんげんさまを祀る場所なわけですね。
 そういう意味でも、古くの「神社」というものに触れるという意味合いでもここは非常にいい場所なんですが、みんなで行ってわーっと楽しむみたいな場所ではまったくないので、一人気ままに神社散策をするのが好きだというあたしのような趣味の人ならば実に心安らぐ場所です。その代わり暗い時間に行くとものすごく怖い、ということが今回わかりましたが。
 そこから富士宮の浅間大社に移動。もうすでに門は開いていて、こちらはちゃんと明かりがあってなんだかものすごくほっとします。正月4日だとまだ神社仏閣は混む時期だと思うのですが、さすがにこの時間だと誰もおらず、じっくりと参拝できます。
 こちらは参道に出店とかが出ていて(もちろんこの時間なので営業はしていませんが)、たぶん昼間になると賑やかになるんだろうなあというのが伺える感じでした。
 まだ朝7時前でしたが、道路が混む前に直帰です。ものすごいスピードの法定速度で帰宅し、一寝入りしてたところを家族で近くの高幡不動へ行くからお前も来いと言われて叩き起こされ、神社へ参拝した後に今度はお寺へ参拝するという初詣ハシゴ。なんかもうこういうところが実に神道らしいフリーダムさですね。
 基本的には仕事のほうでこういろいろお願いしてきたり、あとはもう来年の今頃こそはおみくじで(以下略)なことが起きますようにともう毎年恒例の。もういい加減神様も仏様も聞き飽きてるんじゃないかと思う。
 とまあそんなこんなで、それ以外にはほとんど家から出ないという、もうだだらに正月は穀を盛大につぶしていたわけでして、なんかもうある意味すごいことになってた。あれだけだらけてて、いきなり今日から平日だからやる気出せってのはもう明日までに彼女作れっていうのと同じくらい無理だと思うもの。そりゃあれですよ、そんな奴のとこなんて年賀状一通しか来ませんよ。車屋から。
 で、そんな生活からそろそろ一週間が経とうとしてるところに再び三連休じゃないですか。これね、もう国をあげてやる気を出すなと云ってるようなもんですよこんなものは。そりゃ『ときめきメモリアル4』もはかどるさ。
 あとあれですね、初夢は同じ会社同じ部署の女性社員にものすごい勢いで怒られるというなんだかよくわからないものでなんとも云えない気分になってたんですけど、昨日はさらに追い討ちをかけるように妹が妊娠して結婚する夢を見ました。なんかもう起きた瞬間にすごいブルーになった。なんだこの夢。なんの暗示だ。
 というわけで、正月二回目にしていきなりこんなんでいいのかというところではありますが、こんなんです。たぶんこんなんで今年も続きます。おいほんとにいいのかこれで。

<近況報告>
  • > 今年こそは、まともな友人が出来ますように         一人でいいから……切実……
     まああたしもどっちかと云えばともだちいないタイプなのであれですよね。「まともな」というところが難しいところですが。でもある意味彼女作るより難しいかもしれない。いやあんまり変わらないなそれはな。
    > コミケお疲れ様でした
     なんかコレあれなんですよ、基本的には歩きまわってたりとかそういうあれだったんで、コミケに行った!と云うよりも仕事した!という感覚のほうが強いんですよね。でもなんか確かにもうすごい疲れた。なんでだろ。
    > 師匠が一番好きなゲームってなんなんですか?
     「一番」というのがなかなか決めづらいんですよね。それこそファミコンまで戻るのかっていう話になってくるともうなにがなにやらって話ですし。なんてかな、結構その「好き」の方向性が違うものでして。アダルトゲームとかだと『水夏』とか『月陽炎』とかそのへんかなあ。
    > なんとなく高御さんの勤務先がわかったような気が…。たぶんうちの会社と仕事でつきあいあります(*'-')
     まああたしの勤務先は大蔵省ですしね。わりと官僚とかそういうのだからいろいろとね。いつもお世話になっております。いやどの会社なのかわかりませんが。
    > 『ヴィジュアル系』の定義は曖昧ですよ。ただ、普通のアーティストとの簡単な見分け方は、『眉が細い』、/『衣装が派手』、『男性でもメイクをしている』等でしょうか。楽曲はハードロックがほとんどです。/(GACKTは例外)ラルクは本人達は『非ヴィジュアル宣言』していますが、世間では普通にヴィジュアル系/と見られています。
     やべぇ! X Japanしか思い浮かばない!
    > 破魔矢の正しい飾り方を教えてください。
     まず矢を番えます。そして放ちます。ね? 簡単でしょ?
    > なんとなくみてるよ。なんとなく楽しみだよ
    > みてますよー
     これは「ひとこと」に書いた、この「ひとこと」とかをまめに見に来てる人はいるんだろうかという素朴な疑問に対する答えなのですが、まあそのお返事いただいた方が二人で、サイレントマジョリティを考慮して5人くらい? なんかもうすごいページだなここ!
    > つまり、売れてるものをつまらないと言って/売れてないものを面白いという、ということですか?
     いえ、それはもうまったく真逆です。これだけでひとつ文章が書けるくらいのテーマなんですけど、わたしはその「売れてるものを天邪鬼的につまらないと云う」のが大嫌いなんですよ。もちろん売れてるものでつまらないと思えばつまらないと云えばよろしいのですが、なんかこう「売れてるものを賞賛するのはかっこ悪い」という風潮があるじゃないですか。あれがすごく嫌なんです。売れてようが売れてなかろうが、面白いものは面白いと云う、というのがわたしの中で絶対的に守るべきことだと思ってます。


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