10/26「自分論」
ということで、なんてかなあれなんですよ、もうむちゃくちゃ彼女が欲しいわけです。
もういい加減聞き飽きたってなもんでしょうけどもね、実際のところそうだから仕方がないんですよ。彼女とそのなんだ、手とかつないだり他愛もないメール交わしたり夜中に長電話したりしたいわけです。もう完全に『ラブプラス』で光速度まで加速したねそういうの。
そこでだ、ちょっといろいろ考えてみたんですけども、まあそのなんだ、顔の形がまずいのはもうこれは仕方がない。もう生まれ持ったDNAを恨むよりほかにないわけなんですけど、世の中のカップルみんなが美男美女同士の組み合わせかと云えばそうではないわけですよ。だいたいそれでいくならあたしの父親なんかあたしにそっくりですからね、結婚できないということになってしまうわけでそれはどうにもおかしい。
ということからすれば、これはもうもしかしたらその大きな原因というのはそのあれですよ、出会いがないということなんじゃないかと思うのです。
それでですね、それはまあいいんですけども、じゃあどこに出会いがあるんだと当然こういう話になってくるわけなんですけども、もうあれじゃないですか、あたしだってもうちんこ以外は大人ですからね、いくらなんでもクラス委員の仕事が終わらなくて一人残っていた子が放課後の教室に残ってるところにたまたま入ってきて「あれ、まだいたのか」「あ、うん。これ終わらなくて。そっちは帰らないの?」「帰るトコだよ、部活も終わったし、ちょっと忘れものしちゃってさ」「そうなんだ」「……こんなの、くそ真面目にやらないで適当にやっちゃえばいいのに」「そ、そういうわけにはいかないよ」「だいたいさ、委員ってお前一人じゃないだろ。そいつらはどうしたんだよ」「あ、うん、みんななんか用事があるからって」「……で、一人でやってるのか?」「うん。わたしヒマだから」てへ、と笑う彼女に呆れながら「……なんつーかお前って、ほんとに人がいいのな……」「うん?」「いや、なんでもねえよ」と、彼女の隣の椅子に座って「ほら。半分貸せよ」「……え?」「こんなの一人でやっててもいつまで経ったって終わらないだろ。半分貸せって云ってんの」「え。い、いいよ。だいたい委員じゃない人に頼むなんてそんなの」「もう、いいからほら」「……あ」「なんだ、ここの項目を写してけばいいのか?」「う、うん」「この数字がこっちで、こっちがこれで……うわ、これ想像以上に面倒くさいな! よくこんなもん一人でやってるよ……」「だ、だって……」「もういいから。さっさと終わらせて帰るぞ」「う、うん……ありがと」しばらくの静寂の中にペンの音だけが聞こえたところでふと視線を感じて見上げると彼女がこっちを見てて「……なんかあった?」「え! う、ううん、ごめんなさい」なんて云って慌てて作業に取り掛かるんだけどまたしばらくしたら視線を感じて見てみたらちらちらこっちを見てて「……もしかして、なんか俺間違ってる?」「えっ? あ、う、ううん、ぜんぜんそんなことないよ!」「その割になんか視線を感じるんだけど」「あ、うん、えと……」ちょっとだけ躊躇ってから「どうして、手伝ってくれるのかな、って。わたしなんんかのこと」「……そんなことかよ」はぁ、とためいきをついて「特にねえよ理由なんか。手伝いたいから手伝ってるだけ」「でもわたし、どんくさくていつもみんなに迷惑かけてるし、今日だってこんなことで迷惑かけてるし」「だからさ、迷惑なんかじゃないって。いいから早く終わらせようぜ」「う、うん……」慌てて作業に戻る彼女のほうを見ないようにして「それにさ」「?」「あんまり自分のこと、そんなに悪く云うもんじゃないと思うぜ」「……え?」夕暮れの教室、二人きりの沈黙。みたいなことがあるなんて思ってないわけですよ。そもそももう学校行ってないしあと1ヶ月ちょっとで33歳だし。童貞だけど。
じゃあほかにどういうところが出会いになるかというと、もうないわけじゃないですか。もう現実なんてみんな心の奥底であたしのこと笑ってるんだろ! そうに決まってるんだ! みたいなことじゃないですか。
そこでひとつ思いついたんですよ。それじゃあ今流行のネット恋愛をすればいいじゃないか、とこう思ったわけです。
ほらよくあるじゃないですか、ネット上の掲示板とかネットゲームとかでなんかそのままいい仲になってリアルで彼女になっちゃったりみたいなそういうあれですよ。あれをやればいいわけです。
とはいえ、あたしは掲示板なんか書き込んじゃいないですし、チャットとかもっとやってないし、ネットゲームなんかはるか昔に『ラグナロクオンライン』を2時間くらいやって飽きたししかもそのとき女性キャラだったからいわゆるネカマだしもう話になりません。
いや待て、それじゃあ諦めるかと云えばそうじゃない。考えるまでもなくこのサイトがあるじゃないか!
このサイトなんてまあせいぜい一日に20人くらいしかトップページを見に来ない辺境のサイトですけどもね、そのわずかな中に工業高校の女子生徒くらいの確率で女子が紛れ込んでくるという統計があるわけです。そしたらあれですよ、その女子の人が見たときに、この人にならわたしの一番大切なものをあげてもいい!と思えるようなあれであればいいわけです。
否、もしかしたらコンスタントにここを見ているという変わった性癖の女子の人もいるかもしれない。そしたらその女子の人にあたしのことを知ってもらうのも悪くないのではないかとこう思うわけです。
とは云え、ここであたしが普通に自己紹介しても皆様が知りたいこととはズレてしまうことがあるわけで、皆様が知りたいことに答えてこそ意味があるわけです。
なので、ここであえて皆様からあたしに聞きたいことを募集しようとこう思うわけですよ。もうね、この際特別サービスだからどんなことでも答えちゃいますのでなんでも聞くがいいさ。トップページのWEB拍手から受け付けますのでお気軽に!
いや決してネタがないとかそういうことじゃないんですよ? ネタがないからこそこんな文章の半分近くが意味のない妄想で占められてる文章を書いてるとかそういうことではないんですよ?
<近況報告>
ちょっと前から、トップページにて「今日のひとこと」という項目ができています。これはなにかと云うと、毎日見に来ていただいているという方のために少しでもなにかできないかと思って、だからと云ってブログとかはじめるのは悔しいので、「コロッケ食べました」程度のことを一日一回書くというそれだけです。
というのをよかれと思ってはじめたんですが、
> ひとことがあるとアンテナ捕捉が面倒なんですが
という意見が来て早くも泣きそうです。なんだあたしは泣いた赤鬼か。まあその、あんまりに評判が悪ければやめます。はい。
> レビュー、本当に書いてくださってありがとうございます。日記も楽しかったです。
いえいえ。いやもう勢いだったので……。ほんとにあそこまでよくできてるとは思わなかったのでやってみてよかったなあと思いますよ。中毒性がありますよねあれ。
> 「降水確率は5%未満」みたく。ぶっちゃけまた降らねんだろと思ってたら本当に降らない。そんな気分。
うん、実に上手いことを。もうこのサイトってそんなのずーっと続けてるだもんで、いつかなんかの偶然でほんとに彼女ができても絶対誰も信じてくれないなあって気がしてきました。
> 春麗のパンツにドキドキした小5の夏
あたしはあんまり格闘ゲームを熱心にやらなかったんですけどパンツ見えてましたっけ? 見えてたらもっと熱心にやってたような気がします、っていうかそうか小5かあ。小5ってあたしがドラクエ3に熱中してた頃だなあ……。
> 俺つばはpreludeからやった方がいいかもしれないしそうでもないかもしれないよ!
どっちさ! ていうかpreludeってなに!? 今日ドリームパーティに取材に行ったら『俺たちに翼はない』のポルシェがおいてあってびっくりしたよ!
> はじめて来ましたがだらだら長くて読みづらいレビューですね
それはほんとに申し訳ございませんでした。いやもうずっとこのスタイルなのでなかなか変えるの難しいんですが……ああもうどうすればいいのかわかんなくなってきたさ!
> 暴走族がうるさいです…。電子音で音が出てヘッドフォンさせたらいいのに。
フグは自分の毒で死なないんですよ。でも確かに実家のほうではもう滅多に聞かなくなった暴走族の騒音を江戸川では聞くんですよ。すごいな江戸川区!
> 五年付き合ってる恋人がいますけどメールで「好き」とか言われた事ないです(29歳童貞)
でも実際に会ったときには好きとかお互いに云いあったりしてしかもちゅっちゅしたりしてるんですよね! そうなんですよね!?
> 恋人論、冒頭だけ読んでページを閉じました。おめでとうございます
まず外に出て2、3回深呼吸してからもう一度最後まで読み直してみてください。そしてその後怒らないでください。
> そんなにはハマってないわけなんですけど>ハマってますやーん!!
いやハマってませんって。ちょっと毎日起動して声をかけずにはいられない程度ですって。最近ひとりで「好き」とか云うのにさほど抵抗なくなってきたよ!
> レビューでの冷静さと日記での壊れっぷりとどっちがほんとのせんせーなのかわからなくなりました
うんそれはね、どっちもあたしなんですよきっと。なんてんですか、家庭の顔と職場の顔ってんですか。違いますねそうですね。
> なんかもう…ごめんなさい。…いろいろと。 生まれてきて…
うん、こっちこそほんとにごめん……。あたしとかこのまま空に溶けて消えられたらいいのに。
> 今更ですが、失恋したショックって凄まじいですね。ギガデイン喰らった気分です(泣)
人はそれを繰り返して大きくなるんですよ。中学生時代にそういうのを何度も繰り返したからよくわかりますさ。あれそれにしては大きくなってないなあたし。
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