07/23「夏論」
ということで、もうね、ここ二ヶ月くらいですか、やれ忙しいだのなんだの云ってなんかちょっと心配されたいだけのためにブログ書いてる人みたいになってまして、そのはずなのに誰一人として心配していないというまあいつものやつですよね、そういうあれになってたわけですけども。
いやそれが正しいんですって絶対。そこで「大丈夫ですかがんばってください」なんて云うような人はこんなねなんだ、32にもなって女の子を下の名前で呼んだこともないような奴の文章読む必要はないよなんかもっとためになるいい文章を書いているようなページを読みに行けばいいんですよそういう人は。
まあそのなんでしょうね、いちおう仕事も一段落しまして、もうなんだろうな、これでもかってくらいこの二ヶ月くらいでもう向こう五年分くらい仕事したなあってなもんなんですけども、そのはずなのに相変わらず会社ではウインドウサイドの守りを固める役くらいにしか思われてなくてなんかもう実にアレだなと思ったりするわけですけどそれはともかくですね。そりゃもう云いたいことはいっぱいあるよそりゃあるさ。いやまあほら詳しくは呑んだときにでも。そればっかりだな。
それとあれです、いちおうですね、夏の新刊についても書きあがりはしましてですね、これもなんでしょうか、まあそのもしよろしければと。印刷所が爆発したりしなければ、『新説 枕草子』という本が出ます。ええはいいつものです。いつものですけどいらした際にはもしよろしければ。なんでこんなに弱気なんだ。なんかこう同人関係の話になると途端に弱気になるなあたしは。
いやまあそれはともかく、もう夏じゃないですか。振り向けば奴がいる感じじゃないですか。意味はわかりませんけども。
もうね、今になってみれば夏なんてああコミケの季節ですねくらいなもんですけど、本来であればそうじゃないわけですよ。なんかもっとアバンチュールなわけじゃないですか。夢と希望に溢れた季節のはずじゃないですか。出会いと別れの季節なんて云いますし。出会ったことも別れたこともありませんけども。
いやね、今となってはもうまったくもって信じられない感覚ですけど、学生時代って「夏休み」という実に恐ろしいイベントがあったわけです。
いやこれ何がすごいって、いきなり特に意味もなく40日からの休みがもらえるわけですよ。考えるまでもなく40日って丸々一ヶ月以上ですからね、こんなの普通の会社員だったらあたしじゃなくてもウインドウサイドどころの話じゃありませんよ。アウトオブウインドウですよ。
っていうかですね、今のあたしが40日丸々休みを貰ったとしても、これ使いこなせないような気がするんですよね。なんか旅行行ったりするかもしれませんけど、それだってせいぜい一週間とかだと思うんですよ。いやまあそりゃ一ヶ月くらい日本全国回りたい気もしますけど、それだってタダじゃないですからね、宿代とかだって馬鹿にならないわけです。で結局だらだら寝ちゃったりして終わる頃に後悔したりしそうなんですけど、とにかくそういう感じだと思うんですよ。
なんかこうここで本来いろんなアバンチュールを経験しておくべきだったんではないかと思うんですよね。いやさっきから云ってるこの「アバンチュール」というのが具体的に何なのかはさっぱりわかりませんけども。
なんかわからないんですけども、確かにこう夏ってイベントの多い季節ではあるじゃないですか。なんかイベントの6割近くは夏に集中していると云っても過言ではない、それくらいの勢いなわけじゃないですか。
なんかこう海に行けばですよ、クラスのちょっと気になるあの子のいつもとは違う水着姿にどきどきしたりしつつ、夜に波の音が聞こえる浜辺を二人で歩いたりしつつ、みんなで花火なんかやったりしつつじゃないですか。もうこんなの一つ一つにCGありのイベントシーンですよこんなものは。イベントシーンて。
あたしはあれなんですよね、どうも東京のはじっこの緑の多い田舎で生まれ育ったせいか、海というものに尋常じゃない憧れがあるんですよ。
なんだろうな、海っていうのがどうも非現実的な世界の象徴なんでしょうね、それだけでなんかいいなあと思ったりするわけです。
実際はどうだったかといえば、海なんて行くことはあってもほとんど一人ですよ。さすがにあたしがいくらアレだとしても、一人で海に行ってビーチパラソルの下でブルーハワイを片手に日焼けをするほど寂しい生活はしていないので、行ってもちょっと夏前とか秋口の砂浜歩いたりする程度じゃないですか、もう各種イベント、主に普段は見られない水着姿のあの娘にどきどき、みたいなやつとは真逆の方向にあるわけです。それこそ海水浴みたいなのをしたのなんて軽く見積もって十年以上遡る必要がある気がするな。
まあそのなんだ、あたしはどうにも皮膚が弱いものでして、ちょっと日焼けをすると黒くならずに真っ赤になって尋常じゃなく痛んだりするもんで、どちらにしてもあまりそれっぽいことはできず、みんなが遊んでいる後ろでパラソルの下でノースリーブの白いワンピースに麦藁帽子で本を読んでたりするちょっと内気な女の子の横で海を見てたら「……つまらなくないですか?」「え。なんで?」「だって、みんなあんな楽しそうに遊んでるのに、わたしなんかとこんなところで」みたいなことを申し訳なさそうに言われたりするので横にあった缶ジュースをその子のほっぺたにくっつけて「ひゃっ!」「はは。くだんないこと云うからだ」「で、でも……」「いいんだって。俺がこうしてたいだけなんだから」なんて云うとちょっと微笑んで「……変な人ですね、相変わらず」なんて云うようなそんなほうがいいのかもしれない。もう話が根底からひっくり返ったな。
あとこれももう散々云ってますけども、あれなんですよ、夏祭りというやつにとても憧れるところがあるわけです。
やっぱりなんてんですか、これもまあ水着と通じるところはあるでしょうけれども、普段とは違うキミの姿にどきどき、みたいなそういうところだと思うんですよ。浴衣の君はススキの簪ですよ。だからどの年齢向けなのこの文章は。
というところを考えてみると、どうやらこれは、「非日常」というところがキーワードなのではないかとこういう結論になってきます。
そもそも、子どもの頃ってなんでしょうか、夏休みに学校の外で友達とか、ましてやクラスの女子と会ったりするだけでちょっとどきどきしたりしたものじゃないですか。
ああいうのって、夏休みという非日常の中に、学校という日常が突然に入ってくるからこそ感じられる不思議な違和感というか、そういうものだと思うんですよ。これが中学校だったりするといつもは制服姿なのに私服姿だったりするから余計になんですが。
結局のところ、この夏という季節は、その非日常を近くに感じさせてくれる季節なんだと思うんですね。
先の水着にしてもしかり、夏祭りの浴衣にしてもしかり、こう普段と違う非日常があるからこそ、なんだか無性にどきどきしたりして、それが現実から離れたところにあればあるほど強くそれを感じることになったりすると思うんですよ。なんだろうな、ちょっとこうずっと隣に住んでる幼馴染みの素直になれない感じの女の子なんかが、なんでかこう一緒に夏祭りに行くことになってがんばって浴衣を着てきて、「あー、云わなくていいから。似合わないって云いたいんでしょ」みたいな感じで拗ねてたりするのとかそういうあれも云わば非日常ですよね。それでそのまま夏祭りに行って、射的で競争して負けてリンゴ飴とかおごらされて最後は二人で花火を見ながら「……あの、さ」「うん?」「……ううん、なんでもない」「なんだよ変な奴。そんなだから彼氏のひとりもできないんだぞ」「……ばか」なんていう会話をしたりするんですよね。よね、って云われても。今日こんなのばっかだな。
子どもの頃の夏休みも、今の夏という季節の中にある雰囲気も、どこかしらが非日常に繋がっているからこそであって、だからこそ怪談話なんていう非日常の究極みたいなのも夏に行われるのかなあなどと思うのです。
一見真面目に語ってるふうだけど結局童貞の妄想だよねコレ。浴衣の女の子と夏祭りの金魚すくいで一喜一憂するのが夢でございます。そんな32歳童貞。
<近況報告>
あれだ、『咲 -Saki-』のDVD1巻を買ってない人がいたら騙されたと思って今すぐ買うといいと思うよ。アニメ本編は一回見たものだから別にいいんだけど、これについてる特典ディスクが面白すぎるので。
いや、誰しもが予想したとおり、声優さんたちが麻雀やってるところを撮ってるだけなんですが、これがもう面白いのなんのって。なんせ一人を除いてみんな初心者。初心者だらけの『われめDEポン!』って感じ。
その中でも釘宮理恵さんがすごい可愛いわけさ。対面からチーしようとしたりとか。なんかもう釘宮さんファンになっちゃったものあたしとか。細かいとこでは釘宮さんのくしゃみとかすごい可愛い。
これ別ディスク収録だからレンタルでは見られないと思うんですけど、『咲 -Saki-』が好きでこのおもしろ対局を見ないのは大変な機会損失だと思います。まあ見てみねえって。
> 話しかけるネタに困ったら道を聞け、です。手は繋げなくとも、お話できれば儲けもの。がんばがんばです
いやもう緊張しちゃってそれどころじゃなくて。人間アレですね、ああいう事象に突然遭遇するとどうしていいのかわからなくなるもんなんですね。なんかもうむちゃくちゃどきどきした。
> 先生はその神社の名前を僕たちにもお知らせする義務が
いやさすがにそれはまずいのではないかなあ。関東近県です。リアルで会ったときに聞いてもらえればこっそりと。ああそうだコミケで本を買ってくれたときに聞いてくれたら教えちゃうというのは販売戦略的にどうか。もういろんな意味で最低ですねあたし。
> 夢幻廻廊2最高ですよ
買ってはあるんですがまだやってないんですよね。「1」は好きだったんで期待してるんですが。さしあたりあの狂気が継続中なようで何よりです。女装モノとしては至極ですよねあれは。
> 日本人ならXマスよりも七夕を恋人達の日にすればいいと思うんですがねえ。
もともと七夕ってのも舶来のお祭りなのでアレですが、既に恋人の日になってる気がするんですよあたしは。なんかもう二人で短冊に願い事書いたりどうなのそれは。ちくしょううらやましいじゃねえか。
> ちょいあー☆ ちょいあー☆ ちょいあー☆/を
もうただ打ってみただけだよねコレ。
> 首吊り むきゅ〜 なんまいだー
いやだからもう打ってみただけだよねコレ。
> ウホウホウホ
だからもう打ってみただけだよねってばさコレ。これが君たちのメッセージか! なんか地球が滅びるとかそういうあれなメッセージが入ってるのか!?
> リア充を『リアージュ』と言うのは不可ですか?何処ぞのバンドみたく。
それだとなんかちょっとかっこいいっぽい感じするからどうだろう。なんかもっとかっこいいような気がするけど実はかっこ悪いみたいな感じのニュアンスが欲しいところですな。「原宿駅でうんこ漏れちゃった充」とか。
> 様々な機械の故障で今日だけで34万かかりました…orz
何が壊れたらそんなに。車だったらミッションのオーバーホールとかの値段ですねそれ。なんかわかんないですけど、修理で二桁万円行くとちょっとがっかりするんですよね。
> せんせーの文章を卒業論文に引用してもいいですか?
いったいこのページのどの文章が卒業論文に使えるのかという誰もが思うであろう純粋な疑問に答えてくれさえすれば構いません。
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