調教ゲーというと、どうしてもPILの「SEEK」なんかを思い出してしまうわけですが、あれがどちらかというと数値をいじくりまわして云々だったのに対し、こちらはそのへんが結構アバウトなところが目立ちます。それが悪いというのではなくて、むしろそれが特徴になっている感じですかね。とりあえず、女の子を調教できる状態にまで持っていくのが結構大変なんですが、ゲームとしては寧ろその過程を楽しむといった感じになります。一応、好漢度（ママ）というものが存在しますが、これはピンポイント攻撃をしていれば、かなり簡単に最高値まで上がってしまいますので、これを上げ下げするというよりも、やはり寧ろそのストーリーを楽しむといったようなことになりましょう。何かに似ていそうで何にも似ていないという印象です。
　しかしやはりこのゲームの真骨頂は、この絵にあるのではないかと思いますね。もちろん好き嫌いの問題はあるにしても、この絵ってかなり「上手い」部類に分類されるのではないでしょうか。鼻につくような気取ったところもなく、へんに崩れているようなところもないので、絵として誰でも「綺麗な絵だ」という感想を持つのではないかな、と。
　ただちょっとね、浣腸とか放尿とか、そっち系のネタも多いので、ダメな人はとことんダメなんではないかなあとも思うわけですが。そのへんはまあ嗜好の問題なのでしょうがないですけども。あと、前半はともかく、女の子を調教できるようになってからの後半になると、調教メニューが少ないが故に、急に極端にだらだらした雰囲気になるのがちょっと厭かも。