フォークソング (リューノス)
項目 | シナリオ | 絵 | システム | 音楽 | 総合 |
ポイント | 3 | 4 | 3 | 5 | 7− |
シナリオ:
原画:
音声:
主題歌:
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-世界感にはまっていくことの楽しみ-
このゲームには、際立った見所がありません。たとえばこのシーンがいいんだよとか、この台詞が印象に残ってるんだよとか、そういったシーンが少なくともわたしにはないのです。淡々とゲームが進行していって、そのままエンディングに突入していくといった感じ、とでも言うのでしょうか。しかも、一応〜シナリオという分岐があるわけですが、それだって最初の段階で選べるようになっているので、特にゲームとして悩むこところがあるわけでもありません。
それならどこがこのゲームの魅力か、ということになってくるわけですが、これはやっぱり雰囲気でしょうね。ゲームの雰囲気を作り上げる技術も秀逸なら、それに引き込む技術も秀逸です。音楽も絵も、全部が全部まとめて引き込まれそうなパワーがあるんですね。それは例えば、ゲームに入る前に、「舞台紹介」や「キャラクター紹介」なんていう項目をご覧になっていただければすぐにわかると思います。
まあ、欠点があるとすれば、実質的な前作になる「週末の過ごし方」でもそうだったんですが、一つの話があんまり長くないので、すぐに終わってしまうこと、くらいかな。まあ、それでもちゃんと話が纏まって終わるので、中途半端な感じは一切受けません。
こういう雰囲気が好きな人なら是非。誰でも安心して遊べるんではないかと。
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