前から。シンプルきわまりない外見で、飾り気はまったくありません。ベース車はXエディションという「ちょっと豪華」な仕様なので、バンパはボディ同色に塗られています。これが普通のDXではウレタンの黒一色のものになります。おそらく町中で走っているS4#2の多くがこの黒のもので、逆にXエディションは結構珍しいんではないかなと思います。 | |
後ろはちょっと幅広です。このテールレンズはたぶん三菱ミニキャブのバックランプ部分ですかね。普通のキャンピングカーと比べて全高が低いので、キャンピングカーを上からひっぱたいてつぶしたような印象。オプションのリア大型扉を付けていますが、コレはあってよかったなあと思います。ワゴン車として使うことを考えると、ここが大きく開くのってすごく便利ですしね。高価なオプションですが、コレはつけといてよかったなあと思います。 ただしこのリアドア、あけるのにむちゃくちゃ力が要ります。鍵を開けて取っ手を引っ張るとき、かなり力を入れないと開きません。「コレ壊れるんじゃないか?」ってくらい力を入れてやっと開きますので、はじめて触った人では開けることができないでしょう。カギをかけ忘れても大丈夫という、ある意味自然に防犯になってます。 |
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真横。丸窓が「テントむし」シリーズのアイデンティティで、可愛らしいデザインが特徴的です。エントランスドアも大きくて乗り降りはしやすいですが、ステップはちょっと高めなのでご老人にはちょっときついかも。上にも書いたリアセクションの長さがよくわかります。 色はカタログにはない色で、「薄い紫」が欲しかったので特注色で塗ってもらいました。値段は変わらないので、新車で買う人の特権でもありますから好きなだけこだわりましょう。ミカミさんに云えば好きな色を調合してもらえますので。 ちなみに、エントランスドアとリアドア、メインキーは全部別の鍵ですので、鍵は3本(リア大型扉を付けない場合は2本)持ち歩く必要があります。 |
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1500ccの3SZ-VEエンジン。上にも書いたとおり、キャンピングカーとしては非常に頼りないエンジンです。キャブオーバタイプのクルマなので、エンジンはボンネットの中にはありません。助手席をはぐってやるとその下にあります。 メインバッテリなどもここですね。バッテリのサイズも小さく、このへんやっぱり商用車だなあという感じ。 この位置なので、回せばエンジン音は結構車内に入ってきます。エンジン音はなんかアメ車のOHVエンジンみたいなフシギな音がします。あ、当たり前ですけど、決して気持ちのいい音ではないですよ。 |
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じゃあボンネットの中にはなにがあるのか?というと、ラジエタのほか、ヘッドライトのバルブやウオッシャ液、冷却水などがここで交換できます。ヘッドライト裏にはかなりクリアランスがあり、ショートタイプのものでなくともHIDに交換するのはさほど商品を選ぶ必要もなさそうな感じ。 基本的にこのボンネットの中はスカスカなんで、バラストなどもここに固定できそうですし、後からいろいろ付けるにしても場所には困ることはなさそう。 |
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エンジンプレートには、「PT ASTRA DAIHATSU MOTOR」という出自を示す文字が。この「PT ASTRA DAIHATSU MOTOR」というのは、インドネシアで現地企業とダイハツが作った合弁企業らしく、このS4#2タウンエース/ライトエースは、現地ではバンとトラックが「グランマックス」、ワゴンが「ルクシオ」という名前でダイハツブランドで売られるクルマです。 組立や部品などもインドネシアで調達されているものらしく、ヘッドライトのレンズには「DENSO INDONESIA」の文字があったりもします。 品質が不安という人もいるかもしれませんが、今のところそれならではの荒さというのは見受けられません。もともと安っぽい商用トラックですから気にならないだけかも。 ちなみに、車体番号はまだ1000代の前のほう。S402Mが2WDのバン、S402Uが2WDのトラック、S412Mが4WDのバン、S412Uが4WDのトラックで、わたしのは4WDのトラックベースなのでS412U-で始まります。 |
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サブバッテリは右サイドにあります。「Dテントむし」では、ディープサイクルではなく普通のバッテリが使われている模様。位置的にも交換も簡単そうですし、増設もそんなに難しくはなさそうです。 |