前から。ヘッドライトは高効率型で、夜中でも明るいです。カウルがないので風のある高速道路ではちょっと苦労しますが、法定速度プラスアルファくらいで走る分にはそれほど大変だというほどでもありません。タンクが大きいので大きく見えますが、実は結構スリムで、大型のスクータが入っていけるようなところならば入り込めます。 色は「アイアンネイルシルバー」という色で、濃い銀色にタンクに黒ラインが入ってる感じ。赤白がほとんどを占めるCB1300の中では珍しい色です……が、たぶんあんまり人気はなかったんでしょうね、きっと。。 |
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どちらかと云えばトラディショナルなフロントデザインに対して、リアは結構挑戦的。大きく内側に切りこまれたテールライトが特徴的です。 もうちょっと普通でもいいような気はしますが、まあ、これがいまどきのデザインなんでしょう。そのデザインのシャープさに対してどうしてもトップボックスがアンバランスですが、ツーリングで使うにはコレはどうしても外せないのですよ。 |
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2003年モデルからフューエルインジェクション化された1300ccのエンジンです。燃費・振動・音・フィーリングともにきわめて優秀。かつて存在した自主規制値いっぱいの100馬力というのは、リッターバイクとしてはちょっと控えめですが、普通に乗るには充分。そのぶんトルクに振ってあるので、ちょっと開ければ鬼のような加速が楽しめます。 癖のない乗り味なので、大型初心者でもとっつきやすいのが何よりの特徴。云ってしまえば平凡で、バイクに強烈な個性を求める人にはちょっと物足りないのかもしれませんが、街乗りからロングツーリングまで万能にこなせますし、わたしのような大型初心者が乗ってもすぐに馴染める懐の深さは大きな魅力です。 |
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シート下ボックスとETCユニット。カギのかかるシート下収納はこの手のバイクとしては異例なほど広く、ABSユニットのせいで若干狭くなっているにも関わらず、書類や車載工具はもちろん、350mmペットボトルくらいなら軽く入ってしまいます。 ETCは日本無線の「JRM-11」という機種で、アンテナはメーターにあります。カードがやや入れづらいのが欠点ですが、一体型ではどうしてもスマートさに欠けるのと、いかにもETCついてます!というのが防犯的にどうなのかというところもあるので、これはこれで、でしょうか。 ETCそのものはほんとに便利。車以上に恩恵は大きいです。割引もですが、グローブを脱いでお金を出して、という作業から解放されるというのはかなりストレスフリーです。 |
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タンク容量は21リットル。かなり大容量です。燃費は普通に高速道路を走るだけなら20キロくらいは行くので、そのペースならば一度の給油で400キロは走れる計算になります。 ただ、当然満タンにすればこの位置に20キログラム近い重りを載せたのと同じになるわけですから、市街地を走るときにはあえて満タンにしないほうがいいかもしれません。ZRXやXJRがハイオク仕様なのに対し、こちらはレギュラーでいいのも助かります。 |
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タイヤはキャブ時代のCB1300に比べると少し細くなったとのことですが、それでも充分に太い感じがします。ランニングコスト中でもっとも高価なのがこのタイヤで、銘柄にもよりますが前後交換でだいたい5万円くらいするとか。軽自動車のタイヤ4本の交換とたいして変わりません。だいたい10000キロごとに交換、というのもダイナミックです。車なら3万キロくらいは持つのに。 まあ、加速は後輪だけですし、減速時はフロントに力がかかるわけですから、当然と云えば当然なのかもしれませんが。 |
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ノーマルマフラーです。銀一色のシンプルさは、いかにも「ノーマルです!」という感じですが、とにかく音が静かです。そのぶん若干パワーと重量は犠牲になっているのでしょうけれども、それこそモンキーのように「こりゃ遅くて辛抱たまらない!」というほどではないので、今のところ変えるつもりはありません。 まあ、たとえ10馬力アップするとしても、それで音がうるさくなったらちょっと乗りづらいですしね。馬力はそのままでいいから、音が同じくらい静かで10キロくらい軽くなるとかならば変えてもいいかなという気がしますが。 |
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この車両、ABSがついていました。最初は必要ないかなとも思ったんですが、よくよく考えれば、車と違ってブレーキがロックしたら即転倒→大怪我のリスクがあるわけで、ある意味ではこれはETC同様車以上にバイクにこそ必要な装備なのかもしれません。だからこそ教習所で「急制動」なんていう項目があるわけですしね。 今のところお世話になったことはありませんが、まあ、保険みたいなものでしょう。そういえば任意保険もABSがついてることでちょっとだけ安くなりました。 |
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メーター周り。スピードメータは260キロまで刻んでありますが、180キロでリミッタがかかるため、雰囲気以外の意味はありません(そんなに出したことはありませんので、あくまでも聞いた情報ですが)。 中央の液晶メータは、トリップや気温、水温など色々と表示してくれます。こういうところはさすがに近代的です。 このメーター、夜になると青いバックライトで光るのですが、これがなかなかに雰囲気がいいのと、想像以上に見やすいので結構お気に入りだったりします。 |
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どうせつけるつもりだったスキッドパッドもついてました。見ての通り、もう既に立ちゴケのあとがありますが、これは自分でやったのではなく前オーナーの仕業です。尤も、どうせ自分でも立ちゴケするだろうしあまり気にはなりません。 見てくれはともかく、いざというときに役に立ってくれるのであれば、このへんはまあわたしのような大型初心者には必須なような気がします。 |