前回、AVIC-G9をつけて一週間使ってみて、いくつかの弱点に気がつきました。まあ古いナビだから弱点があるのは仕方がありませんが、まず一つ目は「検索が遅い」こと。これはまあ仕方が無いでしょう。AVIC-X77も似たような速さだったのでこれは別にいいです。次に「画面が粗い」こと。アルパインのインダッシュモニタとはRCA接続ですから、ボケるのは仕方がありません。そして三つ目……これが致命的なんですが、「音声案内をしてくれない」のです。いえ、もしかしたらどうにかすればしてくれるのかもしれないんですが、どうしても音声が出ない。ビープ音はリモコンから聞こえてくるんですが、右に曲がりますとか左に曲がりますとか、そういう案内をいっさいしてくれないんですよ。音声案内がないってことは、そろそろ曲がるなあという場所になったら画面を見ていなければならないというわけですから、これではさすがに危なくて使えません。AVIC-X77はちゃんと音声が出てたんですけどね……もう一度AVIC-X77に戻そうかとも思ったんですが、既にインダッシュモニタはついてるし、AVIC-X77はデミオにつけてしまいましたから、外すのも面倒くさいです。だもんで、この際だからヤフーオークションで安いナビを買おうと思って探していたのです。最初は父親の車についているのと同じパナソニック製が使いやすかったので探していたのですが、考えてみればモニターがアルパインなんだからナビもアルパインにしたほうがいいのではないかということに気が付いていろいろ探してみた結果、アルパインの初代DVDナビ「NVE-N077」が安く出てたので落札。さっそく取り付けにかかりました。 | |
とりあえず買ってきたのはこれだけ。ナビの装着なんて専門の工具がいるんじゃないのかとか思ってる人もいるみたいなんですが、んなことはないです。ペンチとハサミ、カッターナイフにドライバーやラチェットあたりがあれば十分。あとは絶縁のビニールテープも必須ですね。買ってきたのはナビ本体固定用の配線コネクター、ギボシ端子、ケーブルを留める金具。全部で千円くらいでしょうか。 | |
まずは電源を取るため、スカイサウンドデッキとセンターのコンソールを外します。スカイサウンドデッキはサイドのネジ二個で止まっているのを外してからそのまま引っ張り出せば抜けますし、センターコンソールはネジ四個で止まっていますのでこれを外し、シフトノブとパワーウインドウのスイッチコネクタを外してやればあとは簡単に外れます。今回、車速のパルス線は既に分岐済みですので、内装で外すのはこれだけでなんとかなります。まあ、助手席とかも外したほうが綺麗に、簡単に仕上がるとは思いますが。そしたら電源とイルミの線をこの中を通し、コンソールの下で確実に接続。絶縁のため、念のためにテープで端子を巻いておくと確実です。 | |
車速パルスの線も確実に。電源コードから出ているパルス線が短かったので、巻いてあった車両側のケーブルを再び延ばしてコンソールの中で接続し、さらにテープで絶縁してあります。このほか、本体は椅子の下に入らずに後ろに置いたので、アースはエンジンフードのネジから取り、RCA線の接続ケーブル、GPSのアンテナコード、リモコンの受光部なんかをつけていきます。同じアルパインではあるもののTVE-T016にはRGBのコネクタとかはないので結局はRCAでの接続です。が、他にアルパイン同士の場合は「モニターコントロール」というケーブルを接続すると一部の昨日をナビのリモコンで操作できるらしいので、これのほかに延長ケーブルをギボシ端子で自作して接続します。あとはFMのアンテナ線を分岐させるケーブルと延長のケーブルを買ってきて、VICSの端子へ接続しました。 | |
実は接続自体はこれだけです。あとは見えるところのケーブルを隠しながらコンソールやスカイサウンドデッキなんかを元に戻し、余ったケーブルをまとめておくだけ。リモコン受光部とGPSアンテナは小型で目立たないので、助手席の前に両面テープで固定してあります。出来上がりはこんな感じ。まあ、ちょっと一枚フロアカーペットなんかを剥がすとケーブルがうねってるのですが……まあ、ぱっと見た感じだとそれがわからないようにはなってます。 | |
地図は98年度版なんでちょっと古め。これはさすがに要バージョンアップですね。RCA接続の割には画面は結構綺麗です。少なくともAVIC-G9だとなんだかちょっとボケた感じが気になっていたんですが、このNVE-N077ではそれがまったくありません。さらに、まあCDナビと比べるのはあんまりではありますが検索速度も速くて、もちろんちゃんと音声案内もしてくれますし、オートリルートもしてくれます。詳細地図も細かいですしね。ただ、アルパイン製ナビは普通の地図表示だと交差点の名前を表示してくれないんですよね。あと地図も、普通の50メートルスケールのものだと載ってる施設が少なくてちと寂しい感じ。まだあんまり学習させていないせいだと思うのですが、GPSとジャイロのマッチングもいまいちうまく行ってない感じ。なんだかジャイロだけで走っているような挙動が多く見られて、よくいつのまにか別の道を走っているなんてことがあります。時間が経てば解決するのかもしれませんが。まあ、不満はまったくないんですけれども、慣れているせいか総合的にはパナソニックのCDナビのほうが使いやすいかもしれません。 VICS機能は微妙かなあ。面白いけど操作が面倒くさくてあんまり使わないかも。頻繁に渋滞のある道を走るのであれば便利な機能だと思いますが、現状ではビーコンが欲しいなあと思うほどにはなっていません。 |
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リモコンは、CDチェンジャを入れることでだいぶスペースが空いた後ろの小物入れに。このナビリモコンだとテレビのチャンネルを変えることが出来ないので、テレビのリモコンも結局入りっぱなしになってます。どうでもいいですが、このリモコンはあまりに使い勝手が悪すぎ。上下左右スクロールに使うジョイスティックがものすごく扱いづらくていらいらします。このNVE-N077には基本的には満足していますが、このリモコンだけはどうも。あとさらに欲を云えば、このリモコンでテレビのチャンネルも変えられるようにしてほしいところ。 ちなみに上にあるのは携帯電話とヒューズ。前にヒューズがぷちぷち切れたときにまとめて買ってきたんですが、まあ一応万が一のためにここに入れてあります。 |
まずは助手席をはずし、AVIC-X77を外します。ND-S3だけはAVIC-G9でも使えるのでこれはそのまま。この作業がないんで、今回はリプレースだけだから簡単なもんだと思ったんですがこれが甘かった。後から偉い苦労をすることになるなどと誰が想像しようかってなもんで。装着する場所は今現在CDのデッキがついている場所しかないので、CDデッキもいっしょに外します。これは外すだけだから簡単。CDデッキを外したことでオーディオがなくなりますので、外されていたスカイサウンドデッキを使うためにホンダ車用の電源連絡ハーネスを中古の自動車用品店で買ってきて取り付けます。これが後から悩まされる大きな原因になるなど知る由もありません。 インダッシュモニタを取り付けてみると、助手席に座るとちょっと邪魔ですがまあだいぶすっきりはしました。動かしてみると問題なく動くのでまあ万事OKと。ナビの本体はなんせ古いもんなんででかくて座席の後ろに置くと幌を開けた時に邪魔になるので、買ったときについていたCDチェンジャを止めるためのステーを再利用。トランクに設置です。またトランクが狭くなりましたがどうしようもありません。トランクの中は……見せられないくらい配線がごちゃっと。中はエンジンルームの上を通しているのでそうでもないんですが、トランクからエンジンルームへ引き入れる配線が汚いとかそういうレベルではありません。これは改善の余地ありっていうか、なんとかします。一応これで完成だと思い、スカイサウンドデッキをはめこんでみたところ……動きません。さっきは動いたのに。カーナビも動かないしテレビもうんともすんとも云いません。壊しちゃったかと思ってどきどきしながらさっき外したCDデッキを繋いでみたんですが……これも動かない。その先につないでいたスカイサウンドコンポは動くので電源が壊れているわけではない……となれば原因はあれか、と思ってみてみると、やっぱりヒューズでした。ナビはギボシ端子がついていなかったので自分で端子からつけたのですが、これがどっかに触れてるのかと思ってテープでぐるぐる巻きに絶縁してやり、そのままの状態でオートバックスでヒューズを購入して再度取り付け。……また切れる。じゃあテレビ側かと思ってこっちも一応絶縁。また買いに行く。切れる……で、繰り返してできたのが←このヒューズの山です。オートバックスの人もなんでこいつは一日に何度も何度もおんなじヒューズを買いに来るのかと思ったことでしょう。 |
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原因は、中古屋で買ってきたハーネス。結構綺麗なものだったので疑わなかったのですが、よく見るとこれのアクセサリ電源ケーブルのギボシの根元が剥がれて端子が剥き出しになってました。これがスカイサウンドデッキを入れたとき、中でフレームと接触してショートを起こしていたわけです。原因がわかればこいつを絶縁してやり、CDチェンジャのケーブルを接続してスカイサウンドデッキを戻し、今度こそでスイッチオン。ちゃんと動きました。テレビはこんな感じでついていて、左右と後ろの三つの自作ステーで支えています。インダッシュなのでモニタを出すと前に重心が掛かり、結構しっかり止めてやらないとモニタが支えられません。ケーブル類はフロアマットの下に隠し、ダイバーシティユニットは助手席下へ。AVIC-X77はRGBの専用モニタだったのに対してこちらはコンポジットのケーブルだもので、はっきり云ってナビの画面は悲しいくらいボケた感じになってしまいました。あと音声がリモコンから出るってのもなんだかなあって感じ。わけわからんなあ。 | |
収納するとこんな感じでさほど目立たなくなります。オープンカーに固定式のナビをつけるときに一番怖いのは盗難なわけで、中に高級そうなものが入っていると外から解ってしまうのはあまりよろしくないわけです。いえ、ナビやらモニタやらはジャンク品の安物なので盗まれてもそんなに痛くないんですが、幌を破られたりするとそれの修理代が痛いんですよねこれが。そういう意味で案外こういうインダッシュのモニタというのは、この手の車につけるのには選択としてよいのかもしれません。ちなみにこのテレビはFMのトランスミッタで音声をFM電波に飛ばせるシステムがついてるんですが、これがかなり綺麗に飛ぶんですよ。なので、AVIC-G9をCDチェンジャとして使うというのも一応実用にはなります。CDC634が6枚とAVIC-G9が5枚(一枚はナビ用マップディスクですから)の、11枚のチェンジャが使えるということに。使いませんけどねそんなに。 | |
アンテナはこんな感じ。カシオの液晶テレビについていたいかにも安っぽい感じのシロモノですが、こんなんでも結構綺麗に映ります。さらに、ラジオ用のアンテナをテレビアンテナとしても使えるようにしたので、一応アンテナ入力は二系統。テレビなんてそんなに見ないんで別にいいんですけどね。まあ、やっぱりあんまりすっきりしてないんで、いっそのことカシオのアンテナは外してラジオアンテナだけにしてしまおうかとも思っているのですが。むしろビデオなんかのモニタとして使うほうが頻度は高そうですし。出先でビデオカメラのモニタとして使ったり、ゲーム機とかビデオとかが動くというのは結構便利だったりするんですよ、これが。 | |
インダッシュモニタをつけるにあたってそれまで使っていたCDデッキを外す必要が出てきたのですが、だからと云ってCDが聴けなくなってしまうというのはやっぱりどうも耐えられそうにありません。AVIC-G9とFMトランスミッタでいいじゃんというのもあるんですが、CDを聴いてるときはナビが使えないというのはあんまりですし(基本的に移動中は常にCDがかかってるタイプなもんで)、仕方なくヤフーオークションでスカイサウンドデッキからコントロールできるというCDチェンジャ「CDC634」を購入しました。取り付け場所はお約束の運転席後ろ。トランクに付けようにも既にAVIC-G9が陣取ってるのでどうしようもありません。わたしは体があまり大きくないので、運転席は結構前に出して乗ってるのでここは結構スペースがあるのです。ここにマジックテープで止めてるだけ。ケーブルが汚いですね。整理しようと思いつつついついそのままに……いいんですこんなとこ誰も見ないし。 | |
おまけ。幌収納スペースにはこれがあります。古着屋で買ってきた子ども用の麦藁帽子。なんかビートって夏のイメージがあるんですよね。夏と云えば麦藁帽子ってなわけで、まあちょっとしたインテリアみたいなもんで。あとほら、昔小学校の頃、教科書で「白いぼうし」っていう話を読んだことがありませんか?タクシーの運転手さんが、道端に落ちていた小さな麦藁帽子を拾いあげたらその中にいた蝶が逃げてしまった。きっと子どもが捕まえてここにおいておいたんだろうな、悪いことをしたなと思った運転手さんは、車の中に置いてあった夏みかんを変わりに帽子の中に入れておきます。その帽子の持ち主であろう子どもが戻ってきて、「蝶が蜜柑に変わっちゃった」と不思議がるのを横目に運転手さんが車に戻ると、車内には女の子が乗っていました。女の子が告げた場所に行ってみるといつのまにか女の子が消えている。ふと外を見ると、蝶が舞うように飛んでいた……みたいな話。この話が妙に印象に残ってるんですよね。最初にタクシーに乗ってきた老紳士が、車の中に漂っていた夏みかんの匂いに気が付いて「これは檸檬の匂いですか」みたいなことを聞くんですけど、それがなんだか好きなんですよ。だからこの麦藁帽子。車の芳香剤は夏みかんです。だもんで、気が付いたら車の中に女の子が乗ってるかも。 |
カーナビを着けました。贅沢?いやいやそんなんとんでもない話で、パイオニアのAVIC-X77というとんでもなく古い型のやつが中古でえらい安く出てたのを買ってきたものです。カーナビと云えばこのHDDだDVDだと高速・大容量化している昨今、こいつは当然のようにCDで読み込みも遅く、使い勝手なんかもう知ったこっちゃありませんってな感じ。しかも道を間違えてもリルートとかしてくれないという非常に男らしい仕様になってます。っていうかそれナビれてねえじゃんとかそういう話はともかく。とりあえず取り付けてみたらちゃんと動いたのでまあよかったよかったというところなのだけれど、さらに同じ店にジャンク品のジャイロセンサー「ND-S3」が千円で売ってたのでダメモトで買ってきて取り付けたところ、これがちゃんと動作。古いとはいえ、結果的にはハイブリッドのナビがゲームソフト二、三本分くらいの値段で入手できました。置き場所には悩んだんですが、ダッシュボードに置くと視界が妨げられそうで怖いので、結局使っていないスカイサウンドオーディオを外してそこに設置。シフトノブのせいで見づらいですはっきり云って。でもまあ、そんな頻繁に使うわけじゃないってのもあるんですが、機能としてはこんなもんで十分ちゃ十分ですわな。 |
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ナビ本体はここ。ケーブルの取り回しはごちゃごちゃでとてもじゃないけど見せられたもんじゃありません。さすがに古いナビだけあって本体がデカく、椅子の下には入らないのでリアエンジンの上へ移動。幌をあけてもリアウインドが干渉しない位置にマジックテープで止めてあります。 しかし、中古なので取り付けは自分でやったんですが、こりゃほんとにえらく面倒ですね。GPSだけのやつなら電源の取りまわしとあとはそのへんに本体とモニタを置くだけで済むんですが、ジャイロユニットがついたやつは店に頼むと何万とか取られたりするみたいですがそれもわかるってな感じです。決して難しくはないから、そんなお金を出してまでやってもらうのはちょっと馬鹿馬鹿しくはありますが。 ビートの場合、手順は1・助手席を外す→2・センターコンソールを浮かせる(外さなくてもOK)→3・助手席側サイドパネルを外す(シートベルトが通っているので完璧には外れません)→4・カセットボックスを外す→5・幌を止めるパネル(何て云う名前なんだ、あれは)を外す→6・車検証入れを外す→7・防音材をめくる……と、ここでようやくコンピュータが見えてきますので、ROMに繋がっているコネクタを外して車速パルスの線を探します。車速パルスの線は向かって右側のコネクタの上段左から二番目、赤と黄色の線でした。自動車用品店なんかで売っている配線分岐コネクター(近くの自動車用品店で、エーモン製四個入りが240円でした)を使ってこの配線を分岐して片側をユニットに繋げばOKです。書くのは簡単なんだけどねえ。 パイオニアの古いナビのデメリットとして、パーキングの検知線をアースに落としても走行中操作のキャンセルができないというのがあります。ご存知の方も多いでしょうが、ナビは危険防止のために走行中は操作ができないようになってるんですが、一般的なナビはパーキングの検知線をボディにアースしてしまうことでそれをキャンセルできるんですね。パイオニアの古いナビはそれができません(新しいのはできるみたいです)。まあそれはいいんですよ。止めてから操作すればいいか、とか思ってたし。なんですけどこのパイオニア製、「ナビのスイッチが入ってから一度新たに検知オフ状態からオン状態にならないと操作が出来ない」んです。意味わかりますか?つまり普通にサイドブレーキを引いた状態でエンジンをかけた、さてカーナビで目的地を設定しようとしてもこれはできません。その状態で一度サイドブレーキを解除してまた引いてやらないと駄目なのです。なんでこんな不思議な仕様になってるんだろう。っていうか不便だってば。 |
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ついでに同じ店で投げ売りされてたカーTVもつけてみました。どうせ見ないけど。本当は別の車につけようと思って買ってきたんですけどもね。アンテナを車外に出したくなかったので社内の助手席とカセットボックスの間に設置。オープン状態じゃないとアンテナが全開で伸ばせません。ただでさえ狭い車内にカーナビとテレビで二台モニターがあるっていうのはどうなのよ。 |
屋根を開けてみたところ。なんとなく気恥ずかしいのであまりやりませんが、信号待ちとかにも簡単に開けられるのは非常に便利です。コペンみたいに電動の仕掛けなんかがついているわけじゃなくても別に手動でいいじゃんと思ってしまうくらいのもんです。 とにかくどこからどこまで完全無欠のフルノーマル。ホイールやマフラーなどの定番パーツをはじめとして、エクステリアに関してはどこにも手を入れてません。外側に関してはノーマルが好きなんですね。 ちなみに、この車に関しては屋根を開けたところのほうがカッコイイと思いますがどんなものでしょうか。オープン状態なら敵なしのかっこよさなんですが、屋根を閉めると横から見たときにどうも寸詰まりな感じがしてしまい、残念ながらライバルのカプチーノのほうが個人的にはまとまっている感じがします。ま、趣味の問題ですけどね、これは。 一番の問題は雨漏り。これはもう、どうにもこうにも……。 |
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メーター周り。ステアリングなども含めてやっぱりノーマル。ちなみに、購入時の走行距離は2万4千キロでした。 正直、このメーターはあまり好きではないです。オートバイを意識したというのはまあコンセプトとしてわかるんですが、特に夜中の見づらさは特筆モノ。こればっかりは、もうちょっと普通でもよかったんじゃないかなあと思ってしまいます。左から燃料計と水温計、タコメーター、スピードメーターの順。ちなみに燃費はやっぱりかなりのもので、高いギアを使うようにして巡航してやれば、15km/リッターくらいの数字が簡単に叩き出せます。このへんはNAでしかも軽自動車という強みでしょう。そのかわり、ちょっと元気よく高回転をガンガン使って走ったりすると、燃費はがくんと落ち込みますが……。 |
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インパネは全体的に安っぽいです。ここばっかりはああ、軽自動車だなあというのを感じさせてくれる感じですね。物を置くところがまったくないというのも困りものです。ダッシュボード上も緩やかにラウンドしているため、100円玉の一枚も置いてはおけません。 オーディオに関しては、買ったときはドアスピーカーとフロントのダッシュボード上のスピーカーで合計4つの純正スカイサウンド120W仕様に、さらに非純正のCDチェンジャーが搭載されていました。純正のスカイサウンドはテープとラジオしか聞けないので、CDを聴くにはこのCDチェンジャーが必須になるわけですが、これがあまりよろしくないのです。純正品ではないのでスカイサウンドシステムから操作できるわけでもなく、しかもトランスミッターでFMラジオに電波を飛ばして聴く形式なので、ノイズは乗りまくるし、音質は最悪の一言。普段は音質なんかにあまりこだわらないわたしでも、これはさすがに使い物にならんと云わざるを得ない状況でした。そもそも、CDチェンジャーというシステム自体が好きではなく、手元で聴きたいCDを一枚ずつ入れて聴きたいというわけで、CDの再生ユニットの交換は買ってからすぐに実施です。自動車用品店で安売りされてたJVC製のCDユニットを買ってきて、チェンジャーは外してしまいました。 とは云っても知っている人は知っている通り、ビートには1DINサイズのデッキがサイズの都合でコンソールにセットできません。コンソールの中のフレームを切ったりすればできるようですが、そういう加工はなんとなく気がひけます。ということで、スカイサウンドオーディオをそのまま見た目に残したまま電源やスピーカーコード類だけ社外品のCDデッキに繋ぎ、ダッシュボード下の物入れを取っ払って、無理やりそこにはめこんでみました。スカイサウンドコンポも、見栄えの都合上再びそのままはめ込んであります(もちろん使えないどころか電源も入りませんが)。 やっぱり運転席からだと若干操作しにくくはありますが、きちんと使えているのでまあよしでしょう。音質なんかもかなり向上してます。 |
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最初についてた社外品CDチェンジャーを取っ払ったため、トランクは若干広くなりました。とは云ってももともとがどうしようもなく狭いのでたいして変わりませんが。 入っているのは車載工具だけなんで、これをなんとかすればもっとさらにすっきりしそうですね。チェンジャーの取付金具を外すのが面倒でそのまま残ってるんですが、これももちろん外してしまう予定です。「買い物の荷物も入らない」と云われているビートですが、これのおかげで若干の買い物くらいなら入るようにはなりました。 |
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オートバックスでなんとなく買ってきたんですが、CDを収納するスペースがないビートにはこれは想像以上に便利!です。本当はゴムでヘッドレストに引っ掛けるようになってるんですが、ビートのヘッドレストはシートと一体化してるのでひっかけられません。なんですが、ちょうど幌をとめるピンのネジにひっかければOK。最初についているカセットケースはCDが微妙に入らない大きさでイマイチ使い勝手が悪いんですが、これならCDもきっちり収納できるし細かいものも入れておけます。さらにまったく邪魔にならないのがいいです。安いし。まあ、カセットケースはこれで使えなくなってしまうんですが……どうせ使わないっしょ? |