○BMW 330i Mスポーツ Audio&Visual
オーディオ関係の項目が多くなってきたので独立させました。
たいしたことをやっているわけではありませんが。
決してベストとは云えないE46のオーディオ環境をいかに改善するかがテーマです。
ちなみに、純正E46でも大まかに、
1・プレーンな純正オーディオ
2・Hi-Fiシステム(純正OP)
3・ハーマンカードンシステム(純正OP)
の三種類があるようで、上から下に行くにつれてオーディオ環境を自分でいじるのが難しくなります(そのかわり、純正で聴くなら上から下に行くにつれて音はよくなるようです)。
1番の4スピーカーシステムは本当にヘナヘナらしいので、何から何まで変える必要があるとのことですが、330iには最上級グレードらしくHi-Fiシステムが標準で組み込まれています。
このHi-Fiシステムでは、ツイーター・フロント2・リアドア・リアトレーの10スピーカーになり、スピーカーはそのままでもそれなりの音を出してくれます。
ただし、スピーカーに不満があっても、スピーカーだけを変えるのは難しいようです。E46の純正スピーカーを変えるためのコネクタなどが出ていますが、これはあくまでも標準システム用であってHi-Fiシステムやハーマンカードンシステムには対応しません。
ただし、デッキはE46用のコネクタで変更可能です。ごっそり入れ替えれば1DINのものが入りますので、変換用のキットさえあれば特別な加工も必要ありません。
純正のデッキはイマドキのものとしてはかなりしょぼいので是非とも変えたいところなので、これはこれでありがたいでしょう。
ハーマンカードンシステムになると、このデッキさえ変更ができなくなってしまいますので、純正のまま使い続けるならハーマンカードンシステム、ごっそり変えるなら純正、デッキだけでそれなりに音を出すならHi-Fiというところでしょうか。
……とはいえ、330iを選んだ時点でHi-Fiかハーマンカードンかしか選択肢はないわけですが。
○オーディオ Pioneer DEH-P730
今更iPodも繋げない、MP3も聴けない純正CDプレーヤーではどうにも耐えられそうにないので、これはもうさっさと交換するつもりでした。
タウンエースやメルセデスで使っていたDEH-P077にはこれと云って文句もなく、MP3再生とiPodリンクでずいぶん使い倒しました。MP3の時点で音質をどうこう云うつもりはありませんでしたし、どうこう云えるほど耳も肥えてませんから。
特に、MP3を焼いたCD-Rを入れると、曲名がちゃんと日本語で表示されるというのはすごくよかったのです。
ただ、このDEH-P077とiPodのリンクには、一つだけ大きな欠点がありました。
iPodとDEH-P077との接続は専用のCD-IB10IIというIP BUSリンクケーブルで行うのですが、これで接続すると、確かにiPodの曲送りなどの操作はデッキから行えるものの、シャッフルモードに切り替えたりの細かい操作はできないし、何より曲名がデッキに表示されない(せっかく日本語表示可能なディスプレイがあるのに!)のですね。
通常のCDならともかく、何百曲も入っているiPodの中から目的の曲を日本語表示抜きで探すのはひどく大変だということに気づき、基本的にiPodは長距離シャッフルモードで使うのみ、という感じでした。
iPod再生時に日本語表示をして欲しい、というのはずっとあって、そう云えば最近のデッキ事情はどうなってるんだろう、場合によっては車も変えることだしいっちょ買い換えてみるかとなったわけです。
理想は、DVDビデオは見られなくてもいいので、DVD-Rに焼いたMP3が読めて、液晶画面にタイトルを日本語で表示してくれてiPodがつなげるもの、というものだったのですが、今のところ(2008年7月現在)はそういうものは出ていないようでした。
そうなるとじゃあMP3CDプレーヤーで、ということになるのですが、高い金出して買ったCD-IB10を無駄にしたくなかったので(いや、結構高かったんですよコレが)、必然的にモデルはパイオニアになります。
ま、パイオニアに特に不便も不満もなかったのでこれはよくて、じゃあそれでいこうということになり、ほとんど同じ機能のDEH-P630と迷った結果、「ピンジャック端子がフロントにある」と何かと便利だろうというのと、画面に日本語表示ができないUSB経由は使わないだろうという予想と、音は730のほうがいいらしいというネット情報を信じて、2000円ほど高いこちらを購入することにしました。
ちなみに、値段としては価格.comの最安値店で買ったので、購入価格はDEH-P077よりも安いです。デッキって進化してるんですね。
ただ、買った後に「せっかくディーラーがきれいに付けてくれたものをいきなり外すのはなんか気が引けるしそもそもきれいに収まるんだろうか」と思ったんですが、買ってしまっただけに後には引けません。
ま、配線だけ引きなおすくらいの作業はもともとやってたわけだしやってみるかと思ったんですが、考えてみれば同じカロッツェリアのデッキなら、電源ケーブルはDEHシリーズである程度共通なんじゃないかな? と思い立ちました。
もし電源ケーブルが同じならば、いちいち全部外すまでもなく、ただデッキを抜いて差し替えるだけ、それこそハードディスクナビの入れ替えとほぼ同じくらいの手間でなんとかなります。オーディオを外すまでが面倒なくらいです。
ネットで調べてみたところ、どうやらDEH-P077と、このDEH-P730の前身であるDEH-P710は電源ケーブルが共通であることがわかりました。また、これのほかにも結構電源ケーブルが共通の機種はあるようです。だとすればDEH-P730が共通であってもおかしくありません。
ま、ごちゃごちゃ考えたりネットでむやみに相談する前に本職に聞いてしまえ!ということで、翌日に早速パイオニアのサポートに電話をしてみました。結論としては、どうやら共通で使えるとのこと(ただし、劣化などを考えればできれば交換して欲しい、とは云っていました)。ということはこれも差し替えでOKです。
オートバックスで内装はがしを買ってきてこれだけ入れ替えました。このオーディオもディーラーにつけてもらったんですが、これくらいならキットがあれば自分でもできたかも。ナビは綺麗にはつけられないかもしれないけど。
結果的には、見てくれは狙ってなかったんですが、黒いボードに黒いデッキ、白い液晶画面という、ダッシュボードに違和感がなくなりました。
音質は……だいぶ違います。聞き比べてわかるくらいに違います。特に、付属のマイクで自動で音質を調整してくれる機能がついており、これのおかげで特に面倒な設定などせずに音質を上げられるのはいいですね。
肝心のiPodでも曲名を表示してくれる機能は掛け値なしに便利です。また、CD-Rに焼いたMP3なら「歌手名+曲名」を表示することもできるので、これもいい感じ。この値段でこの機能が買えるなら「買い」でしょう。
今では入れ替えられて作業用の軽トラックで使っていますが、明らかに純正よりも音質は向上したので、その意味でもつけた意味はあったのかな、と。
○サブウーファー (JVC CS-Z30)
音の根本的な悪さはスピーカーを変えない限りどうにもならないんですが、それでもどうしても気になっていたのは、どうにも低音がまったく出てないことでした。ベースの音なんてどんなに耳をこらしても聞こえません。
ヘッドユニットを変えたくらいではどうにもならず、おいおいスピーカーを変えようと思っていたのですが、たまたま押入れ掃除をしていたところ、かつてタウンエースに使っていたサブウーファー一式が出てきました。
定価で1万8千円くらいの安物ですが、遊ばせておくのももったいないですし、こんなもんでもないよりはマシだろうということで取り付けてみることに。
取り付ける場所は迷いました。
もっとも多いのはトランクなのでしょうが、トランクに入れてしまうとせっかくの音が篭りますし、配線も面倒くさそうです(これが重要)。
助手席のシート下というのが次の候補だったのですが、それよりも助手席の足元のほうが音が広がりそうだなあということで、ここに取り付けることにしました。ここならば配線もうまく隠せそうでしたし。
このサブウーファー、なんだか音楽にあわせてイルミネーションが光る!みたいな機能がついているのですが、なんかこう光モノ大好き!みたいなそういうアレはさすがにこの年になるとありませんので、容赦なく隠します。
どう配線するかもいろいろ考えた挙句、オーディオ裏付近から電源とスピーカー配線を取り、裏側を通してグローブボックス側に通し、グローブボックスから下に出ている穴(何の穴かはよくわかりません)を通すことにします。
さっそくパネルをがしがしと外し、オーディオとグローブボックスを外します。グローブボックスは最初どうやれば外れるのかさっぱりわかりませんでしたが、ついてたネジ(6箇所)を適当に緩めたらがばっと外れました。いい加減なものです。グローブボックスランプ照明は電球がむき出しになっていて、これに触ると火傷しますのでご注意ください。はい火傷しました。
グローブボックスを外した奥にはちょっとしたスペースがあるのですが、ここに余ったケーブルを押し込めそうです。
また、ここにはディーラーで取り付けてもらった社外オーディオのiPod接続ユニット「CD-IB10II」のユニットが綺麗に収まっていて感動しました。プロの仕事の丁寧さはこういうところに出るのかー。いい加減な性格のあたしには到底真似できません。
このCD-IB10というユニット、結構邪魔なんですよね大きくて。メルセデスのときは自力でこれを取り付けたのですが、オーディオの裏に無理やり突っ込んで隠した感じでしたし、丁寧にやればこういう隠し方もあるのかということで。ちなみにiPodの接続先はグローブボックスの中に出ていますので、iPod本体もグローブボックスの中に入れっぱなしにできます。
普段持ち運んでいるiPodを車の中でも使う人にはこれは不便でしょうが、車用のiPodを一台買ってしまったあたしにとってはこのほうがすっきりしてて都合はいいです。
ちなみにこの作業では、これ以外のもの……インパネまわりのエアコンユニットとかを外す必要はありません。外したほうがやりやすいとは思いますが。
オーディオ側からグローブボックス側まで、ウーファーのケーブルを通します。
やり方は……ガッツです。割とほんとに。オーディオ側から無理やり手を突っ込み、受け側のグローブボックス側からも無理矢理手を突っ込み、うまく掴んだら一気に通します。
ケーブルが通ったら、常時電源・リモートコントロール・スピーカー左右に配線します。
この車は、先にも書いたとおり車を買ったときにつけてもらった社外品オーディオが既についているため、配線キットが既についていて迷うことはありません。楽なものです。
配線が終わったら、いよいよウーファーの設置です。っつっても裏にマジックテープを付けて置くだけなんですが。
こんな感じになります。これだとケーブルがびろーんと垂れてますが、引っ張ってさっきのCD-IB10が収まってたスペースに余ったケーブルを押し込んでやるとすっきりします。
当然この上にはフロアマットがかかるわけで、さすがにプロのような仕事というわけにはいきませんが、まあ概ね見えなくはなったのでよしとしましょう。
助手席の足元はちょっと狭くなりますが、それでももともと余裕があるため、そんなに窮屈な感じはしません。もし蹴っ飛ばして壊れたとしても、もともと安物なので気楽なものです。
で、肝心の音ですが、こんなんでもあるのとないのとではぜんぜん違います。出てなかった低音は確実に出るようになって、走行中でもベースの音がはっきりと聞こえるようになりました。
ただ、やっぱり安物なので、音の出方はそんなに上品ではありません。ズンズンという低音ばかりが目立ち、うまくバランスを取らないと今度は低音ばかり聞こえてきてしまうという悪循環。
あとはこうなると高音が欲しくなります。これはもうスピーカーを変えるしかないのですが。
<註:壊れた(?)っぽいので外しました>
○DVDプレーヤ+モニタ (Panasonic TR-DVP10/SONY XVM-H65)
……まあ、実際に見るかどうかはともかく、車の中でDVDが見られるのっていいよね、という思いはずっとあったわけです。
はっきり云って車の中でテレビを見ることはほとんどないので、ワンセグだフルセグだなんてのは要らないんですが、DVDはちょっと魅力。高速道路のPAで休むときに見たり、助手席の人の退屈しのぎにもいいですし、ミュージッククリップみたいなのを流しておくとそれはそれでオーディオの代わりにもなります。
いまどきのナビなら普通にそんなもの見られるだろうってなもんですけども、この車にはオンダッシュのナビがついていますが、なにぶん古い機種なのでDVDビデオの再生機能はありません。
E46は特別な加工をしない限り基本的に1DINしか入りませんから、2DINのナビオーディオに変えるのも難しいですし、だからといってオンダッシュのDVD再生機能がついててMP3やCDも再生できますみたいな機種だと、ラジオや交通情報が聴けなかったり微妙に片手落ちなんですよ。要するに、これらではオーディオと完全にリプレイスするにはちょっと足りないわけです。
1DINが一つしかないこの車では、DVD再生能力のあるインダッシュモニタを入れることもてきません。
じゃあそれならナビの外部入力にDVDをRCA接続すればいいじゃん、というところでして、本来ならあたしもそうしたいところだったのですが……なんせ、最初にディーラー指定の業者にナビを綺麗にインストールしてもらったもんですから、ケーブルを指すチューナーボックスがどこにあるかわからないんですよ。たぶん助手席の下とかだと思うんですが、これをはぐって探すのはえらい作業です。はっきり云って面倒ですし、せっかく綺麗に入れてもらったものをまたバラすのはちょっと、という思いもありました。
そこで最後の手段、オンダッシュモニタをもう一つ付けようじゃないか! ということになりました。
ま、そのモニタがいくつもいくつもあるのはあんまりみっともいいもんじゃないのですが、代理の案が見つかるまでこれで行くことに。
配線とかまたバラすの面倒だったので、最初はDVDプレーヤと一体型で、シガーライターソケットから電源が取れるものを探してたんですよ。
ところがですね、これが探しても探しても怪しげな中国製品ばかりなわけです。
値段は安価ですし、やれFLVもMPGもなんでも見られますはともかく、SDカードからAVIが再生できる、というのは、ドライブレコーダーのデータがその場で見られて便利だなあと思ったりもしたのですが、耐久性とかを考えるとちょっとなあ、というのはありました。実際、調べてみると微妙に使い勝手が悪いとか音飛びがするとかいうのは多々あるらしく、なんかあんまり妥協するのもちょっとなあと。あとなんか、わけのわからん怪しげなメーカーのモニタがどーんとダッシュボードに鎮座してるのってちとかっこ悪いじゃない、みたいなのもないわけではなかったんですが。
というわけで、近くの中古自動車用品店で見つけて買ってきたのがこの二つ。TR-DVP10というDVDプレーヤーと、XVM-H65という6.5インチ液晶モニタです。値段の安さとコンパクトさでこれに決定。いちおうパナソニックとソニーですし。
このモニタ、マニュアルもなんにもなく、家に帰って調べてみたら、どうやら海外向け製品の模様。テレビチューナもついてないほんとにただのモニタですが、海外向けだとすればどうせ周波数合わなくて使えなかったんでしょう。今回の用途としては十分です。
取り付けマニュアルだけはなぜか日本語のものがソニーのサイトから落とせるみたいですが、普通のマニュアルは英語だけです。まあ、操作なんかは直感的にわかるから別にいいんですが。
とりあえずまたグローブボックスとオーディオを外して配線作業。オーディオ後ろの分岐コネクタで電源を取っているので、前回のサブウーファーと合わせて配線の量が増え、ヘッドユニットを相当強く押し込んでも入らなくなってしまいました。ちょっと浮いてます。かっこわるいのでなんとかしたいです。
コネクタなんかがあるボックスは、助手席足元のサブウーファーの隣へ。プレーヤは助手席の下に収めるには配線の長さが微妙に足りず、とりあえずグローブボックスへ入れてあります。使うときだけグローブボックスから出して使うというような感じなんですが、やっぱり不便です。早急な課題ですが、じゃあどこに置けばいいのかというとさっぱり検討もつきません。
一番悩んだのがモニタの取り付け位置。一番わかりやすいダッシュボードのセンターには既にナビのモニタが鎮座してますからここはダメです。その横に並べるというのも考えたんですが、モニタが二つ横に並ぶと微妙にかっこ悪いのと、なにより助手席エアバッグの上に配置することになるため、ちょっと怖いです。
というわけで、助手席のパネルにモニタの台(これもいっしょに買ってきた汎用のもの)を挟み込み、無理やり貼り付けてみました。これだと助手席にまっすぐ向いてしまうので、ドライバーのほうに無理やりモニタを向けます。
助手席に身体の大きい人が乗るとちょっと左足の足元が窮屈に感じるかもしれませんが、影響は最小限でしょう。エアバッグにも影響ありませんし、グローブボックスも普通に開きます。走らせてみても、衝撃があってもあまり動いたりはしません。そのかわり、パネルを外すと落ちてきます。めったに外さないとはいえ難しいところです。
んで、いざ使ってみると。
まあそのなんでしょう、確認しないで買ったのが悪いんですが、まさかこのモニタ、スピーカが着いてないとは思わなかったなあ、という。コントロールボックスにはステレオのジャックがあるのに、モニタからは音が出ません。画面は映ってるのに。
どうやらこのモニタ、基本的にリア用のモニタなようで、音はヘッドホンで聴け、という思想なようです。なので、コントロールボックスにヘッドホンの端子があったりします。なんじゃそりゃ。
うわあこりゃやっちゃったかと思ったんですが、思いついた苦肉の策。
使ってるヘッドユニット(Piopneer DEH-P730)には、フロントパネルにピンジャックのAUX端子があります。
このコントロールボックスのヘッドホン端子からピンジャックへ入力し、AUXで入力してやると……音が出ました。
ただし、DEH-P730のフロントAUXは、蓋をあけた状態じゃないと使えないため、常に刺しっぱなしにしておくことはできません。最高なのは「裏面にあってケーブルを隠せる」ことなんですが、裏面にAUX端子はありません。
つまり、「DVDを見るときだけ、DEH-P730のAUXにケーブルを差し込む」という一手間が必要になるわけです。めんどくさー。せめてモニタ本体にヘッドホンジャックがあれば楽なのに……。
それさえ我慢すれば、基本的にいい感じです。プレーヤもさすが車載用としては気が利いていて、再生途中にエンジンを切っても切った場所からレジューム再生してくれますし、DVD-Rに焼いたDVDも再生できます(VR形式のものは試していませんが……たぶん無理でしょう)。
というわけで、モノを買うときにはよく調べてから買いましょうねという教訓でした。いや、別にそんな頻繁に見るわけじゃないから別にいいんですけども。
○DVDプレーヤ用モニタ 付け直し (Panasonic CN-DV3300GWD用モニタ)
上で着けたモニタとDVDプレーヤですが、「モニタから音が出ない」というのがやはりどうにも不便。なんとかならんかなあと考えてるうち、考えてみれば、ナビをCN-HD9000HDに入れ替えようと思って中古で買ったとき、いっしょにモニタもついてて、それまで使ってたCN-DV3300GWDと本体だけ入れ替えるだけで使えるというのでモニタが一個余ってるじゃないかと思い出しました。これにナビを繋げずテレビチューナだけつければ十分使えるじゃないのかということに今更気づきまして。買わなくてもよかったじゃないか。安かったから別にいいんだけど。
これなら当然しょぼいとは云えスピーカーも着いてるし、FM飛ばしもできるしで文句はありません。しかも0.5インチですが画面サイズも大きくなります。問題があるとすれば同じデザインのモニタが車内に二つ並んでるのはどうよ、くらいのものです。
ちゃちゃっとソニーのモニタを外し、カーナビのモニタを付け直します。あとから気づいたんですが、これだとナビとリモコンが共通なので、ナビとモニタでリモコンを一個にまとめられるのは意外なメリットかも。
モニタは最初、オンダッシュ用の台座をダッシュボードの上部分に貼り付けていたのですが、助手席の人にとって若干邪魔になることがわかたので、L字ステーを買ってきてパネルに挟んであります。いちおう、万が一助手席のエアバッグが開いても、モニタを吹き飛ばして開いてくれる高さになっている……はずです。
こんなんでも結構しっかり固定されていますし、高さは問題なくなりましたが、ちょっと上部分がゆらゆらするので、追加ステーでもっとしっかりと固定したいところ。
ちなみにDVDプレーヤ本体はこんな感じ。グローブボックスを閉じればまったく見えなくなります。当然まったく操作もできなくなりますので、たとえば走行中に流しっぱなしにしつつリモコンを使いたいときはグローブボックスを開いておく必要があります。再生するだけなら閉じても大丈夫なんですが。
グローブボックスを加工してボックスの下に吊り下げようかなあとも考えたんですが、どうせ走行中にいじるようなものでもないし、見えないほうがいいかなということで。
ただまあ、ただでさえ物入れの少ないE46の貴重な小物入れを奪われるのがちょっと困るんですが。
で、使ってみれば、スピーカーから音が出るのはやっぱり便利です。しょぼい音ではあるものの、ないのとあるのとではまったく違うわけでして。
ただ、ソニーのモニタに比べてちょっと画質が落ちてる気がします。なんていうか、ちょっと境界線がボケてる感じ。別にPanasonicがソニーに比べて悪いというわけではなく、純粋にモニタの大きさが大きくなったことの弊害でしょう。
同じモニタを使っているナビの画面はくっきりと綺麗なので、RCAでの接続だとこれが限界なのだと思います。
DVDプレーヤにはD1端子があるのですが、モニタ側にRCAとナビからのRGBしか入力がないので、これはもうどうしようもありません。D1のついてるモニタに変えるしかない……のでしょうが、あるんでしょうかそんなもの。あっても高いだろうなあ。こういうの安く作るのが好きなんですよ。
ただ、なぜかFMトランスミッタが使えませんでした。設定画面からして微妙におかしい感じ。なんか周波数が合わせられないんですよね。それじゃ意味ないし!
というわけで、ちゃんとした音で聴きたければ、チューナのRCAからケーブルを引っ張ってきてDEH-P730のAUXに挿すしかないという……それじゃ変わんないじゃないか前と。
まだまだ試行錯誤ですねコレ。
○DVDプレーヤ用モニタ 付け直し2 (Panasonic CN-DV2020用オンダッシュモニタ)
父親のスバルサンバー用に買った中古のCN-DV2020に7型ワイドのオンダッシュモニタが付いていたのですが、サンバーにはインダッシュモニタを付ける予定だったため、これは使いません。ということで浮いたこのモニタと3300GWDモニタを入れ替えてみました。
同じ7型ワイドですが、こちらのほうが全体的にコンパクトなのはいいところ。チューナーが大きくなってしまいますがこれは仕方がないでしょう。また、電源ケーブルは3300GWDモニタと共通なようで、配線はそのまま使えました(はずした後に気づきました)。
固定は、結局サンヨーのゴリラ用オンダッシュ固定基台を中古カー用品店で買ってきて、助手席エアバッグの切れ目のすぐ上に貼り付けました。これならエアバッグが開いてもモニタは上に吹っ飛んでくれるので影響はない……はずです。先のパネル挟み込みでの取り付けだと、大柄な人が助手席に乗ったときにモニタが邪魔になるようだったので、思い切ってちょっと上に上げました。
メリットは……映りが前回の3300GWDモニタに比べてもくっきりしました。これはなんでなのかよくわかりませんが、はっきりと違いがわかります。眠さがほとんどなく、境界線がはっきりしていて見やすいです。
また、ボディがコンパクトでサブモニタっぽい形状のため、モニタが二つ並んでいてもあまり違和感がないのもいいかもしれません。当然同じパナソニックなのでナビのリモコンでモニタの操作もできますし、このへんの利便性はまったく文句ありません。
デメリットは、なぜかチューナーの外付け用RCAプラグからの音声出力ができません。ということは、カーステレオからDVDの音を聞きたいとき、DVDプレイヤーの配線をはずす必要があるということです。これはもうまったく原因不明。単なる故障かもしれんなあこれ。
あと、FMトランスミッターもやっぱり使えませんでした。これはもう諦めたからいいや。
とりあえずこれでしばらく使うことになりそうです。DVDプレーヤーのほうがどうも2層のDVD-Rに対応し切れてないっぽいのがちょっと困ったところ。どうしたもんかなあコレ。
○DVDプレーヤ 決定版 (Pioneer AVH-P90DVA)
どこかしらでスマートさに欠けていたり、不満が残っていた車載DVDの搭載。2DINナビが入れば一発で解決する問題ですが、2DIN化には大変な手間がかかるE46ではなかなかそういうわけにもいきません。
要するに、1DINで「映像DVDが見られて」「CD-R(できればDVD-R)に焼いたMP3が読めて(日本語タグ含む)」「iPodがつなげられて日本語でのタイトル表示ができて」「AM/FMラジオが聴ける」ユニットがあれば一発で問題解決だったのですが、そういうのがなかなかなかったわけです。
特にラジオの機能は外されていることが多く、めったに聴くことはないとは言え、交通情報が聴けなかったりするのはちょっと困る、というところではありました。
で、今になって改めて調べてみたところ、実はそういうのが出ている、と。
現役機(2009/7現在)では、AVH-P900DVAという機種になるのですが、これの型落ちモデルでAVH-P90DVAという機種が出ていた、とのこと。
この機種、現役機との違いは、上に挙げた機能はすべて網羅した上で、(1)VRモードの再生機能がない(2)アナログテレビチューナ搭載(ただし、デジタル放送のチューナは現役機種でも別売り) あたりが大きな違いらしく、(1)はとりあえず録画機器を持っていないあたしには関係ないし、(2)もまあどうせテレビなんか見ないんで要らない機能ではあるんですが特に大勢に影響なし。ソース選択時に邪魔になるくらいか。両方とも基本機能は変わらず、6.1chの再生能力とかかなりの実力者です。
だとすれば、中古で5万円近く安い旧型機は俄然魅力的になってきます。
iPodの接続にはCD-IB10IIという接続ユニットが必要になるのですが、これはもともと使っていたのでそのまま使えば機械を生かすこともできます。
というわけで、中古ショップで購入、取り付けまでしてもらいました。最初は自分で着ける気だったのですが、その店で買ったものだとかなり安くやってくれるとのことで。かなり待たされたりもしましたが、まあ、値段も安かったですし取り付けも悪くないのでこれはこれで、ですかね。
ご覧の通りオンダッシュナビの画面も隠れません。モニタに内蔵されているリモコンの受信レンズが隠れるので反応は悪くなりますが。
本当であればナビもPioneer製にしてしまえばいいのでしょうが、ナビはパナソニックが好きなのでこのまま使い続ける予定ではあります。
あと、ナビを使っているときにDVDやオーディオに使用が制限されるのが微妙に嫌だから、というのもありますが。どうしても邪魔になったらPioneer製にするかもしれませんが、今のところはその予定はありません。
ただし、E46の場合、ツライチでデッキを入れるとイジェクト時にフタがエアコンユニットにつかえるため、ちょっとだけ出っ張って付けられています。あんまりかっこよくはありませんが仕方ないですね。
これ、かなり安かったですが、なぜか買うときには特に明記されてなかった上、標準ではついていないセンタースピーカー(2万円相当)まで着いててちょっと得した気分。これにより、DVDは5.1chでの再生が可能になりました。
で、期待のDVD再生能力。
想像以上です。画面も綺麗ですし、何より5.1ch化は大きいです。
ソフトが対応していれば、ちゃんとセンタースピーカーが仕事をしてくれて、いい感じの音響空間になります。
上の後付けDVDプレーヤーでは、音はどうしてもモニタのスピーカから出すしかなく、車内スピーカーから出力するにはAUXを経由するしかなかったのですが、これはちゃんとそのままで車内スピーカから出力されるのできわめて快適です。
Hi-Fiシステムが生きているのか、音の設定をオートでやった後だと、かなり臨場感のある音響システムになります。
iPod再生時はこんな感じ。
見慣れたiPodの画面がほぼそのまま見られます。曲名・アーティスト名・アルバム名が表示されるので視認性は抜群。iPodの操作感覚とほぼ同じでいけるので、アルバム名やアーティスト名からの絞込みも行えます。iPodの操作感覚がそのまま使えると思って間違いないでしょう。
これは大げさな表現抜きで便利です。
で、次はMP3を焼いたCD。
これが標準。
アーティスト名はおろか、曲名すら表示されません。
曲のセレクトリストが常に表示されるので、曲選択はiPodよりも一手間減るのですが、これだけならアーティスト名と曲名が表示されるDEH-P730のほうが上です。
ところが、この画面の中にある詳細リストボタン(書類っぽい左下のタッチパネル)を押すと、こんな画面になります。
ちょっと見づらいですが、この通りかなりの詳細情報が表示できます。
いったん押しておけば、電源が切れるまでは曲を送ってもこの画面のまま曲情報だけが更新されるので、これはこれでいい感じです。
ただ、「詳細ボタンを押す」という一手間が面倒なので、基本的にはiPod使用になりそうですが。
当然、モニタを収納することもできます。収納するとこんな感じ。
あまり目立ちません。
このままでもオーディオは機能しているので、画面が邪魔なら畳んだまま使うこともできます。この状態でリモコンでの曲送りなども可能なので、曲名表示などが要らなければこのままで音楽デッキとしては使えます。
で、以下は総評。
いいとこはまず上の機能が1DINにオールインワンに収まってること。これは何より大きいです。
今までのこの手の1DINデッキだと、どうしてもAM/FMラジオが落ちていたりすることが多かったのですが、これはそのあたりの問題も解決されていますので、1DINしか付かない車には最高峰のデッキでしょう。
音響面でも悪くありません。DEH-P730にも付いていたオートTA/EQ機能がついており、自動でいい音場にしてくれますし、カスタムセッティングをすればかなり自分好みにできます。
このデッキ、中古で買ったのでマイクが欠品だったのですが、Pioneer汎用の超ミニプラグをミニプラグに変換するアダプタを買ってくれば汎用のものも使用可能。ちなみにマイクは販売店でサービスで付けてくれました。
そのせいか音響機器としての性能もかなりのもので、上にも書いたようにDVD再生時は多チャンネルをきっちり再生してくれます。このへんはさすが当時のフラッグシップモデルといったところでしょう。
CD-IB10を介してのiPod接続機能も充実していますし、AUXでの入力もできますので、外からデッキをつなぐにも不便なことはありません。
欠点は、まず根本的なところでは設置が難しいこと。
配線が多いのと、ハイダウエイユニットが大きいので設置には相当な苦労が付きまといます。自分でやってできないことはないと思いますが、何万円かでやってもらえるなら取り付けは業者に任せてしまったほうがいいと思います。自分でやるとなると相当な時間と手間がかかるでしょう。
あとは、選曲がちょっと面倒になりました。
DEH-P730の場合でも、奥まったところにある曲を探すのは面倒でしたが、それでもジョグダイヤルを回していけば比較的早く目的の曲に辿り着けました。
このAVH-P90DVAの場合、基本操作がタッチパネルなので、iPodの場合は「「曲を探す」にタッチ→探す方法にタッチ→プレイリストにタッチ→目的の曲までページを矢印で送る→曲名をタッチ」でようやく辿り着けます。特に「目的の曲までページを送る」のが面
倒です。
これがリモコンでの操作に対応していてくれればいいのですが、それはできないようです。タッチしていくしかありません。もともとタッチパネルってあまり好きじゃないんですが。
DEH-P730であれば、「LIST」ボタンを押す→「プレイリスト」を押す→目的のプレイリストを押す→曲までダイヤルでまとめて早送り、というのができてスムーズだったのですが。
DEH-P730で一回で送れる曲の量と、AVH-P90DVAで一画面に表示される曲数はあまり変わらないはずなのですが、ことタッチパネルという方法がわずらわしさを増しているのでしょう。
ただまあ、基本的にはここまで機能的に充実した機械はそうそうないはずなので、オールインワンに全部押し込めたい!ということであればこの機種はオススメです。
○後付ステアリングリモコン(Pioneer CD-SR110)
上のAVH-P90DVAといっしょのタイミングで買ったのがこれ。
ステアリングリモコンなんていらねーよ派だったのですが、オーディオを操作するたびにいちいちデッキに指を持っていくのがちょっと億劫になってきまして。
まして、今度はタッチパネルでの操作になるので、走行中に次の曲に送りたい、というときは危険が伴います。
というわけで購入したのがコレ。Pioneerの後付ステアリングリモコンのCD-SR110です。
装着は実に原始的で簡単。ものの5分もあれば付けられます。Mスポーツのステアリングは、握りのところが出っ張っているため、下に付ける感じになりました。
Pioneer製のリモコンが付いているオーディオ機ならばほぼすべて使えるようなので、当然AVH-P90DVAでも使用可能。リモコンの表でソース選択、一時静音と曲送り/戻しが、裏でボリューム選択ができます。
本当はリストから選択するまでページを送れる機能があれば最高なのですが、そこまではありません。が、これでも十分実用的です。値段も安いので、Pioneerデッキを使っている人なら使ってみて損はしないかもしれません。
欠点は、ハンドルを切るときにときどきリモコンが邪魔になることがあること。これはまあ当然といえば当然なのですが。慣れてしまうとなんでもないんですけどね。
○サブウーファー(Pioneer TS-WX77A)
以前つけたはいいけど壊れてしまい、外したサブウーファー。いつかまたつけたいなあと思っていたんですが、たまたま立ち寄った中古自動車用品店にて見つけて、取り付け工賃も想像以上に安かったのでお願いしたのがコレ。平型サブウーファー・TS-WX77Aです。
前に付けていたのは省スペースなものでしたが、今度のものはちょっと大型で、シート下に突っ込んだりということができず、セダンの場合はトランクに設置するもののようです。
よくあるボックス型のやつのほうが音は出るのでしょうが、トランクをつぶしてしまうのが嫌だったので、省スペースで上に荷物を載せても大丈夫なこのモデルはかなり魅力的でした。それでいて最初に付けたコンパクトなものよりも明らかにパワーはありそうですし、同じパイオニアでの統一感もあります。最近ではアームレスト型のものも多いのですが、これはセダンには取り付けできません。
実際に取り付けてみると、トランクの奥のほうには入らず、手前側も横幅ギリギリで、E46セダンにはこのサイズがギリギリのようです。スペアタイヤを取り出すときにちょっと面倒かなあ、という感じかもしれません。
取り付けてみると違和感もなくいい感じ。音は犠牲になりますが、上に荷物を載せられるのでトランクルームもほぼそのまま使えます。
最初、AVH-P90DVAのオートTA&EQ機能で調整して使ってみたのですが、これだと「ちょっと低音が強くなったかな?」くらいの感じです。ウーファーを積んだという感じはほとんどしませんので、自然に聴くならこれがいいかもしれません。TS-WX77A側のゲインを最大に上げてみてもそれはあまり変わりませんでした。
ところが、カスタムセッティングでSUPER BASSモードに設定し、ウーファーの出力をプラス側に振ってみると状況は一変します。
低音がものすごく利いている、いわゆるズンドコ系・音圧系の音になって、いかにもサブウーファー積んでます!という感じになります。AVH-P90DVAの設定ではサブウーファーの入力を+10まで設定できますが、最大値の+10だとほとんど低音しか聞こえないので、だいたい+5〜+6で「低音が気持ちい」感じの音になるかなあ、といったところでしょうか(もちろん個人差はあります)。
そういう意味で、以前に付けた小型のものとは出力が段違いで、効果は目に見えて現れます。普通に聴くにも音圧ごっこをするにも楽しい感じになりました。車外にいても低音が聴こえてくるあたり段違いです。トランク内に入れてしまって意味あるのかと思っていたんですが、それだけのパワーはあるようです。小型のものと違って出力を上げてもビビリがないのである程度ボリュームを大きくしてもその分だけ低音が強くなります。
コレ、もちろん大ボリュームでドンドン云わせるのも醍醐味ですが(近所迷惑なので時と場所を選びますけども)、ボリュームを絞ってもちゃんと低音が聴こえるようになったことのほうがむしろ収穫かもしれません。今までだとボリューム絞った瞬間に低音が完全に死んでましたから。
以前積んでいた小さいものよりも調整の幅は圧倒的に広く、出したいときに出せる、絞りたいときには自然に聴こえるので、このくらいのクラスになるとかなりオーディオのベースアップをした感じになります。
省スペースでこれだけの音が出せれば買い得感は高そうです。
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