ボディ正面。ぎょろりとした目つきが印象的です。いわゆる「イカリング」もついていてなかなかオシャレ。E90などの「ツリ目」とはまた違った趣のある顔立ちと云えるかも。どちらかというとE46(前期)あたりの顔に近いです。ボトムレンジのボトムグレードではありますが、ヘッドライトはHIDになっていました。これがオプションなのか標準なのかはよくわかりませんが。 | |
ボディ後部はなんとなくBMWの共通デザイン。Z4あたりと共通性が見られます。この位置からだと、滑らかに屋根がスラントしている様子がわかります。デザイン的にはスマートに見えるんですが、このおかげで後部座席が著しく圧迫されているのが欠点です。 | |
インパネはE90などとそんなに変わりません。シリーズによって露骨に差別をしないのはヨーロッパ車では割と共通ですが、これもその例に漏れず、と云ったところでしょうか。この車ではダッシュボードのセンターには小物入れがついていましたが、たぶんオプションでナビをつけるとここに入るんでしょう。 | |
メーターもある意味「BMW伝統」のカタチです。メーター内のオンボードコンピューターでは、平均燃費をはじめ、平均速度、航続可能距離などが表示されます。E46に比べ、時計と温度計がオンボードコンピュータのディスプレイと分離したのはいいと思います。 | |
エアコンはオートで、なんと温度調整は左右独立型。こんな小さい車で左右独立が要るのかと云われるとちょっと微妙ではありますが。ただ、なぜかあまり効きはよくありませんでした。季節柄なのかもしれませんが。これにはメルセデスで使い倒した「REST」モードもついており、E46に比べての進化が感じられます。正直、このエアコンは羨ましいです。 | |
オーディオはCDプレイヤーです。実はコレ、MP3を焼いたCDも読めるんですが、驚いたのはディスプレイ部分に漢字も表示できること。せいぜい出来てもカタカナくらいだろうと思っていたのでこれは驚きました。表示可能文字数が少ないのが欠点ですが、後付のものでも漢字が表示できるモデルというのはそんなに多いわけではないことを考えると、かなり優秀なのではないでしょうか。音質もそんなに悪くありません。欠点は、エンジンを切るたびにランダム再生の機能がオフになることくらい。 ただし、後に代車で別の116iにも乗る機会がありましたが、こちらはオーディオの日本語表示ができず、そこだけ空白になっていました。マイナーチェンジ前・後とかがあるのかもしれません。 |
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で、これがAT。普通のトルコン型6速ATで、「D」レンジから左側に倒すと手動変速も可能になるという、最近のBMWでは主流のシステムです。ですが、上にも書いたようにこのAT、あまり賢くありません。手動変速にしても変速時のタイムラグが大きく、積極的にシフトチェンジを楽しむのはちょっと難しいかも。上にも書きましたが特にシフトダウンのときにその傾向が激しく出ます。 | |
後部座席はちょっと狭いです。座面や横幅はある程度あるんですが、全長が短いせいでどうしてもレッグスペースが狭くなるのと、屋根がゆったりとスラントしているので、体が大きい人だとおそらくヘッドクリアランスがきついです。まあ、長距離はきついけど近距離なら……といったところでしょうか。こういうところでもやはりどちらかといえばシティコミューター寄りです。 | |
荷室は結構広いです。FR車なのでどうしても同じクラスのFFハッチバックと比べて床が高くなってしまいますが、広さは充分。二人で旅行に行く、くらいの荷物なら楽に飲み込んでしまいそうです。 |