○スバル サンバートラック 2代目

 先に乗っていたサンバートラックは、仕事車としてはもちろん、コンパクトな軽自動車ということで足代わりにも便利に乗りまわしていて、オーディオやらナビやらを取りつけてそれなりに便利に使っていたのですが、先にも書いたとおりに事故をもらってしまい、修理代に60万円以上かかるということで廃車になってしまいました。
 新しい軽トラックが必要になるというわけで、そのままスバルでサンバートラックのファイナルモデルを購入することに。
 仕様は前回と同じTCスーパーチャージャのAT、白です。2月の決算期だったからか、なぜか前よりも安く上がりました。ただ、頼んでおいたナビやオーディオの移し替えは「ただ入ってるだけ」で配線すらされておらず、いくらなんでもいい加減すぎるだろ!というディーラへの不満はありましたが。
 まあ、それはともかくとして、外装以外はまるっきり同じなのかと思いきや、実は内装にも細かいところで手が入っています。中には別にソレは買える必要ないんじゃないの?みたいなところも多々ありますが。
 エンジンなどの走行機関に関しては変更はありません。
 サンバーは2012年をもって生産中止になり、ハイゼットのOEMになってしまいましたので、コレが実質的な最終型です。

高速道路でのエンジン回転数と最高速度

 OBD2コネクタに接続して使うELM327で測ってみたところ、サンバースーパーチャージャ4WD・3AT・空荷の場合、時速80キロで4500rpm、100キロで5400rpm、120キロでは6600rpmも回ってました。
 そのままアクセルを床まで踏み続けるとリミッタにあたるまでは加速しますが、リミッタはだいたい135キロくらいで効いてしまいます。さすがにそのときの回転数はわかりませんが、これだけ出すと細い標準タイヤではどこへすっ飛んでいくかわからなくて非常におっかないのでちょっと非現実的でしょうから、これはまあいいです。
 東名や中央道の100キロ区間での流れはだいたいこれくらいの速度域での巡航がメインになるでしょうから、高速道路を走るとなるとこのあたりでだいたいエンジンを回すことになるワケです。
 S412ライトエーストラック(5MT)の場合ですと、80キロで2500回転前後、90キロで3000回転前後。
 E46 330i(5MT)では100キロで2300回転くらい、120キロでも2600回転とかだったような。
 単純に考えれば、同じ100キロだと、E46とサンバーでは2倍以上回転数が違うんですね。  たぶんE46でサンバーの100キロと同じ5000回転近くまで回したら、200キロ近く出ちゃうんじゃないかなあ。
 ちなみにこのサンバー、アイドリングでは900回転前後なのですが、エアコンを入れると1300回転くらいまで回転数が上がってしまいます。実に1.5倍になるわけですね。
 排気量の小さい軽自動車にとって、エアコンのコンプレッサがいかに負担になるかということでしょう。
 実際、エアコンを入れる夏では、サンバーの燃費は目に見えて悪化します。
 E46ではエアコンくらいではそこまで極端には悪化しません(もちろん若干は悪くなります)。
 タンク容量は40リットルとS412ライトエースとほぼ同じですが、サンバーの場合はだいたい250〜300キロくらいで給油の必要がある感じ……だったんですけど、そうだとするとリッタあたり10キロ走ってない計算になるなあ。そんなに悪いのか。
 ただしコレは、サンバーでも「AT」「スーパーチャージャ」「フルタイム4WD」と割と燃費が悪化する条件がそろっているので、たとえばMTだったりすればもうちょっと燃費はよくなるんじゃないかなと思います。


 顔つきはハッキリ云えば旧モデルのほうがよかったような気がします。メッキグリルがホワイトアウトされてしまったせいか、妙にぼてっと見えてしまうんですよね。最初に見たときはものすごい違和感がありました(だいぶ見慣れてはきましたが)。グレードによる顔つきの差がなくなり、外見だけでグレードを見分けることが実質的に不可能になりました(これもコストダウンの所為なのかもしれません)。  なぜか雨によって黒い線が顔につきやすいです。メッキグリルのものならそんなに目立たないんですけどね。
 リアはまったく変更なしです。リアエンジンのせいでちょっとぼてっとして見えるナンバープレート周りも同一。
 運転席まわりです。一見差がないように見えて、結構大きく変わっています。まず、センターにある物入れが大きくなり、助手席側のダッシュボードの上に小さなコイントレーのような物入れが入りました。ペンやドライバーみたいな小さい長物を入れておけるので、これはこれで便利ではあります。
 またそれに伴い、オーディオパネルもオーディオ周りだけが外れる仕様だった前モデルに対して、この型ではオーディオの下のエアコン吹き出し口、シフトレバー上のパネルまでがまとめて外れるような形に変更されています。なので、前の型のオーディオパネルは使えません。電装は同じなので、ハーネスなどはそのまま使用できます。
 インパネシフトは割と使いやすく、コレもほかの軽トラックにはない特徴かもしれません。
 メーターまわりはなぜか数字の書体が微妙に変わっています。配置などに変更はありませんので、なんでこんな細かいところを変更してるのかさっぱりわかりません。
 オプションのサイドボックス。ホームセンタに売ってるような金属製の鍵付きボックスがついてるだけのような代物ですが、軍手などの小物を入れておくには割合重宝します。ある程度大きさがあるように見えますが、奥行きはあまりないため、大きい物は入りません。また、鍵はメインキーとは別です。


○ナビ取り付け&オーディオ交換


 購入時、ナビとETC、オーディオは、ディーラに前の車体から移設しておいてくれるよう頼んでおいたのですが、いざ届いてみれば、ETCは壊されて別のものがついてるわ(おかげでそれまで音声タイプだったものがブザータイプになってしまいました)、ナビは電源だけしかついてなくてGPSアンテナもVICSアンテナも接続されてないわ、オーディオはハマってはいるものの電源が接続されてないわ、なんで?としか云えないことになっていました。
 一度はディーラに戻してつけておくよう頼んだのですが、取りに行ってみれば結局オーディオの電源ユニットしかつけておらず、しかもそのオーディオもiPod接続ユニットは外れたままで、このまままた戻しても仕方がないので、家に帰って結局自分で全バラです。最初からこうすりゃよかった。
 接続方法は前とまったくかわりません。オーディオのパネルが違うだけで、取り付け方法は同じです。
 ナビは事故の際、正面から当たった際にダメージを受けてしまったせいか、うまく動かなくなってしまい、再起動を繰り返したり道案内をセットするとフリーズしたり、まったく使い物にならない状態。仕方がないので中古のDVDナビ一式を購入し(PNDでもいいかなと思ったのですが、VICSがなくなるのが痛かったんですね)新たに取りつけました。


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